クラシス株式会社がお届けする全国の職場訪問ブログ

未来を創る天秤

 

今回訪問させていただいたのは、「あざみ野」駅から徒歩5分ほど。閑静な住宅街にある『リブラ薬局』です。

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2012年にオープンしたこちらの薬局。法人設立も2012年と若く勢いのある会社で、

社長が前職のMRでお知り合いになった、神奈川でも数少ない糖尿病指導医の資格をお持ちの先生に

お話をいただく形で開局されました。

 

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薬局名の『リブラ』とは、『天秤座』を意味し、社長のお子さまの星座だったことや、

12星座の中では最も新しい星座という由来もあり、新しい薬局の名前としてふさわしいのでは、と思われたそうです。

 

3.受付 117

外来の処方箋は、門前の糖尿病専門クリニックを中心に、近隣のメンタルクリニックなどからも応需。

そのほか、法人設立当初から「施設調剤」を中心とした、往診同行型の在宅医療にも注力されているのも大きな特徴です。

今回は、その在宅におけるリブラ・オリジナルの薬剤管理システムについて、ご紹介させていただきたいと思います!

 

■リブラ・オリジナルの薬剤管理システム 『ラーテル』

『ラーテル』という名前、みなさんご存知でしたでしょうか?

世界一怖いもの知らずの動物としてギネスブックにも載ったイタチ科の動物で、社長の一番お好きな動物でもあるそうです。

ライオンや蛇にも怯まないこの動物。勇敢なだけでなく、分厚い毛皮や毒への耐性をきちんと持っていることがポイントで、

大手のシステムにも負けないツールを作ろうとした、社長の意気込みが感じられます。

 

このシステムの特筆すべき点は、「施設内の薬剤管理を、薬局で行うことを可能にしたこと」!

訪問施設の残薬確認を徹底し、また誰が見ても一目でわかる配薬方法とったことで、それが可能となりました。

 

施設訪問の際は、薬剤師と事務ご担当者、2人1組で、こちらのタブレット型・電子薬歴を携帯。

4.電子薬歴112

患者さまの過去の薬歴や処方内容などを、その場で確認することができ、服薬指導の際にも大活躍!

また、記録した内容は、リアルタイムで薬局と共有することができます!

 

5.自動分包機115

同行された事務ご担当者は、使われている薬、使われていない薬を徹底確認!

それらの情報を元に、必要なお薬を、薬局でスグに調剤に入ることが可能になるそうです。

 

6.マーカー113

お薬は一包化を徹底し、患者さまのお名前、服薬日時、薬の種類をしっかり明記!

さらに、飲む時間帯によって、薬包を手作業で色分けしていきます。

 

7.三色 116

朝は「赤」、昼は「黄」、夕方は「青」と、色分けすることで、このお薬を飲む時間帯が、誰が見ても一目でわかる状態へ!

 

8.トレイ123

この薬包を、さらに同じように時間帯ごとに色分けされたトレイへと配薬。薬包とトレイが同じ色で並ぶことで、

患者さまお一人おひとりの一回分のお薬が、誰が見ても一目でわかる状態になりました!

『誰が使っても間違えない』 を追求したこのトレイは、『ラーテル』の特長ともいえます。

 

9.トレイ122

このトレイ、薬包が落ちにくく、取りやすいサイズをとことん追求されたものですが、現在も改良中とのこと!

川崎市が目指す、高齢化等に伴う社会的課題を産業の力で解決するプログラム、

『ウェルフェアイノベーション』にも参加を認められるほどで、トレイの改良は、市の助成金の対象にもなっているそうです。

 

10.予製済み120

このトレイはポイントは、なんといっても重ねて運べること!ここまで薬局内で配薬を済ませてしまうため、

現場労力の削減、配薬ミスの軽減、不要な薬のコスト削減にもつながり、また、より少ない体制での対応も可能になりました!

『チェックの目は多く、作業の手は少なく』 を追求したこの管理方法。

課題が発生した場合はすぐに改善でき、結果的に、医師や施設側との信頼関係も増すことにもなったそうです。

 

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『ラーテル』発案のきっかけは、前職で在宅に関わる機会があった社長が、

国も明確なルール(基準)を決めていない在宅医療について、どんな管理体制が必要だろうかと考えたられたことから始まります。

今では、在宅に入りたいけれどやり方がわからない、全国の薬局からお問い合わせをいただいているそうです。

 

待合室 予備118

設立当初からの関係で、信頼も厚い門前とのつながりはもちろんのこと、門前からの処方だけに頼らない

従来の門前薬局のイメージを一新する『リブラ』の経営スタイルは、他の薬局や行政からも熱い注目の的!

他の薬局の社長が自ら研修を受けに来られたり、時にはヘルプとしてお仕事されることも珍しくないそうです。

 

12.花のモチーフ110

タテやヨコといった組織内の枠もなく、他社や行政まで、幅広いつながりが魅力のこちらの会社さま。

現在はクリニックとのご関係で、「あざみ野」「伊勢原」の2店舗を運営されていますが、

他社へのコンサルティングや新店舗開局に向けて、現在も多方面で活躍中とのこと。

立ち上げメンバーでもある薬剤師さまが、

「いい刺激、いい風が入る薬局で、やりがいも十分です!」 と、イキイキと働かれていたのが印象的でした。

 

何かと大変なイメージをもたれがちな「在宅医療」ですが、

リブラ薬局では計画的なシフトを取り入れ、大幅な残業はありません、とのこと。

新しい薬局の形が今、形づくられているのではないでしょうか。

 

 

りらっくら リラックス?クラシス こんなところに癒やされました~取材者後記~

 

バリ島をイメージしたという薬局内では、受付の花のモチーフがひときわ華やかでしたが、

取材の帰り道でも、桜の木が一本、満開となっていました。

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一足早く咲いていたのは河津桜!

 

りらっくら2 160

この日は真冬日のように寒い一日でしたが・・・もうすぐ春なんですね♪

 

 

(取材者:D・O、C・K)

 

~・~ 本日の訪問薬局データ ~・~

店舗 : 株式会社Libra リブラ薬局 あざみ野店

住所 : 神奈川県横浜市青葉区あざみ野南2-14-5

最寄 : 東急田園都市線/横浜市営地下鉄ブルーライン 「あざみ野」駅 徒歩5分

お問い合わせ

0120-086-366

クラシス株式会社 薬剤師事業部

電話受付時間:月~土 9:00~17:30