今回伺ったのは、地下鉄南北線「長町一丁目駅」より徒歩3分、市立病院門前の
〖仙台調剤薬局 あすと長町店〗
長町は仙台市の副都心の1つで、開発が進んでいる今注目のエリアです!
13階建ての自社ビルには、1Fは「調剤薬局」1F~2Fには「クリニックモール」
3F~13Fには「介護つき住宅型の老人ホーム」が入っています。
震災のあと「地域の健康と復興への貢献を目指し」立ち上げたプロジェクトで、
市立病院の移転に伴ってスタートした、まだ新しい薬局です!
店内に入ってまず印象的なのは、ナチュラルな雰囲気の広々とした待合スペース。
そして随所に配慮・工夫がされた設備とサービスの良さです!
患者さまは受付を済ませ、お薬ができるとモニターの「番号」にてお知らせ。
その番号のブースでお薬を受け取る…という流れ。
独立した投薬カウンターで患者さまのプライバシーにも配慮し、お名前を呼ばずにスムーズにお薬を受け取れるようになっています。
他にも、スタッフの意見も取り入れ、患者さま目線で「お薬を待っている間も居心地の良い空間」を整えています!
とにかく広々とした調剤室は、学校の教室2つ分はあろうかというほどの広さ!
調剤室の受付側では外来調剤、奥では在宅調剤とエリアを分けてチーム制で作業されています。
外来で扱う処方箋枚数は、なんと1日平均500枚!
東北ではこれほどの処方箋を応需している薬局は希少です!
「患者さまは病院で長く待って受診して薬局にいらっしゃるので、出来るだけ待ち時間の負担を減らしてあげたい」
そんな気持ちから、処方箋を受け付けてからお薬をお渡しするまでの待ち時間は「10分」を目安としているそう。
その分患者さまとの時間を確保し、服薬指導では丁寧に時間をかけ、コミュニケーションを大切にしています!
特定疾患や化学療法などの専門性の高い処方箋も取り扱うこともあり、
誰でも対応できるよう、先輩薬剤師もすぐサポートできる体制を整えています。
「毎日がOJT、勉強の99%は日常にあります」という言葉に、とても感銘を受けました!
在宅は現在、個人宅が70件と施設が40件ほど…今後も地域の方の求めに応じて拡大していく予定です!
こちらは、施設などへ患者さまのお薬をまとめてお届けするため調剤機材もフル稼働!
お薬もところ狭しとどんどん準備されていきます。
取り扱う薬種は、4000品目ほどという多さ!
これだけの種類を把握し、調剤過誤を防ぐ取り組みはどのようにされているのでしょうか…
ゆとりある人員体制が強み!人を変え・時間を変え・お薬をお渡しする直前にも確認し、患者さまともチェックする…
必ず幾重にもチェックを実施しているとのこと。
日々の取り組みが、患者さまからの信頼へ繋がっているようです!
これだけの量の調剤業務をこなしているのに、調剤室はなんとも和やかな雰囲気!
「学校の1クラス分は居ますよ」という言葉の通り、在籍する薬剤師は25名、スタッフも含めると40名!
先輩が後輩の面倒を見たり、アドバイスしたり…
お休みの日には女性陣10人ほどで温泉巡りをするなどスタッフ同士は仕事外でも仲がよく、また仕事にも意欲的です!
スタッフ皆さんが同じベクトルを持って働いている印象を受けました!
そのためには、次のリーダーを育て、また1人1人が能力を十分発揮できるよう適材適所を見極めて配置し、安心して働ける環境を整えていきたいですね。
…と将来のビジョンを語るご担当者さま!
お話を伺っている私たちも、思わず胸が熱くなる…そんな取材でした!
「大年寺山公園」です!
初代藩主伊達政宗の墓所「瑞鳳殿」は有名ですが、
ひ孫にあたる3代目綱村、5代目吉村、10代目斉宗、12代斉邦など「無尽灯廟」と名付けられ、伊達家の藩主らが葬られているのがここ。
歴史ファンにはたまらないスポットです!
頂上部の広場からは北に仙台の市街地、東に仙台平野や太平洋を一望することができます!
(取材者:S・M、A・Y)
店舗 : 仙台調剤薬局 あすと長町店
住所 : 宮城県仙台市太白区あすと長町1丁目3−1
最寄 : 地下鉄南北線 長町一丁目駅 徒歩3分 / 東北本線 長町駅 徒歩7分