文化や歴史の面影を残しつつも、新しさを取り入れ洗練された街 「みなとみらい」。
ショッピングのほか、デートスポットとしても有名です♪
降りた駅は、みなとみらい地区の桜木町側にある「馬車道」駅。
壁のレンガは、ひとつひとつ職人さんの手で積まれたもの。
近くの歴史的建築物「赤レンガ倉庫」と相まって、どこか懐かしい雰囲気です。
駅から歩いて3分ほどの場所にある「平安堂薬局」。
創業144年の歴史があり、現在は6代目の方が薬局長をされています。
“伝統や文化” 受け継がれたものを大切にしており、「漢方」もそのひとつ。
『漢方相談コーナー』
処方箋による漢方調剤のほか、刻み生薬による調剤や相談などに対応しています。
地元の大工さんの手で作られた「百味箪笥(ひゃくみだんす)」は、扉が二重になっており
たくさん薬を入れられるようになっています。
もう手に入らない貴重な生薬もたくさんあるそうですよ!
粉砕または混和するために使用していた「乳鉢(にゅうばち)」。
漢方に関連する資料も並んでおり、3代目の清水藤太郎氏が著作したものも多数ありました。
計量するのに便利な「丸剤匙(がんざいさじ)」。
昔から使っている木のもので、今でも活躍しているそうです!
『制服のお話』
色は“薄いきれいなグリーン”、「平安堂」のイメージカラーだそうです。
患者さまが一目見て、役割が分かるようになっています♪
■事務の方 : スーツ
■薬剤師 : 薄いグリーンの制服
■研修中の学生 : 薄いブルーの制服
ポケットの位置や襟の形などにもこだわりがあり、社員の意見を基に
働きやすいようデザインされています!
漢方メインでご紹介しましたが、OTC関連も取り扱っています。
そのため、お客さまの年齢層も幅広く、さまざまな方がいらっしゃるそうです。
「調剤や漢方だけではなく、お薬に関することすべてに対応できるのが薬剤師」
との信念のもと、お仕事されていました。
平安堂の皆さんは、「馬車道」の街並みが一番落ち着き、癒されるそうです。
いろいろな場所を散策したり、おいしいお店で食事を楽しんだり♪
日が落ちると、「ガス灯」のやわらかい灯りが街の雰囲気を引き立てます。
天気のいい暖かい日には、ベンチに座って本を読んだりすることも!
珍しい「馬の水のみ場」もそのまま残されていました。
たくさんの馬車が行き交っていた様子が伺えますね。
私も仕事ではなく、ゆっくりのんびり「馬車道」散歩を楽しみたいです(笑
(取材者:K・Y、M・S、T・W)
~・~ 本日の訪問薬局データ ~・~
店舗 : 平安堂薬局 馬車道本店
住所 : 神奈川県横浜市中区相生町5-78
最寄 : みなとみらい線 「馬車道」駅 徒歩3分