


今注目の“ドローン薬局”

そばにあって良かった、そんな薬局

今回訪問したのは、「沖勘六薬局 ANNEX」
有名な自動車メーカー本社のある、豊田市内の薬局です。
江戸時代後期から続く長い歴史があり、ご当主は先々代まで『沖勘六』という名を襲名されていました。
戦前の貴重な薬局の写真です。
当初は名古屋城近くの美濃路に開業されていました。
名古屋城へ薬を納めていたという、歴史的なエピソードも。
社長は漢方に対する知識が深く、積極的に漢方薬を取り入れていらっしゃいます。
入り口を入ってすぐ目の前には、社長がリクエストされたというオシャレなディスプレイが♪
一つひとつに生薬が飾られていて、思い入れの深さを感じます。
シソやショウガといった身近なものから、カキの殻など、こんなものまで?!と驚くことばかり。
興味深くいろいろと聞いてしまいましたが、効能や使い方などをとても丁寧に教えてくださいました。
調剤室では、煎じ薬を見せていただきました。
中には「陳皮(チンピ)」というみかんの皮を乾燥させた薬が入っていて、近づくとほのかにみかんの香りが・・・☆
こんな風に容器を並べて、小分けにしていきます。
こちらも陳皮ですが、粉末状になっています。
原料が同じものでも、様々な使い方があるんですね。
冷え性に悩む取材者へオススメしてくれたのが、料理にも使われる「サフラン」。
お茶として飲むと効果的なんだそうです。
ちょっとした質問にもすぐに答えてくださり、何でも相談したくなってしまいます。
部屋の両側にはたくさんの漢方薬が置いてあり、種類の多さに圧倒!
普段から患者さまとお話する中で、症状を見聞きしながら漢方をオススメしているそうです。
豊富な漢方の知識が、コミュニケーションの重要な役割になっているんだなと思いました。
~おまけ~
出入り口の自動ドアについているこの模様。
薬局名である「沖」の文字をデフォルメしたものなんです!
教えていただくまで気づきませんでした・・・!
薬局から歩いてスグの公園に行きました。
薬剤師さんも、休憩時間にはこの川沿いを散歩することがあるそうです。
桜並木になっているので、満開の時期はとても綺麗なんだとか♪
残念ながら既に葉桜でしたが、青々とした緑と澄んだ空気が、気分転換に最適な場所でした。
お散歩中のワンちゃんとの出会いも!
人懐っこくて、思わぬ癒しポイントになってくれました☆
(取材者 M.T、 H.S)
~・~ 本日の訪問薬局データ ~・~
店舗 : 沖勘六薬局 ANNEX
住所 : 愛知県豊田市東山町1-5-7 高橋第2ビル1階
最寄 : 名鉄豊田線 豊田市駅 車で約8分