今回ご紹介する薬局は、東大和市に1957年に開設。
近隣医療機関との結び付きも強い 『中央薬局』 です!
◆.* 待合室 *.◆
6年ほど前に改装されたという店内は投薬カウンターが無く、お洒落なホテルのラウンジのよう♪
“薬局らしくない薬局”をコンセプトとしており、照明・ソファ・投薬テーブルは全てデザイナーさん考案のオリジナルなのだとか!
患者さまは病気の症状以外についてもお話ししてくださるそうで、リラックスできる空間ということが窺えます。
生活背景の把握もできる為、一人ひとりの患者さまに合ったお薬の説明が可能です!
週に1度行っている管理栄養士の方をお招きした講習会も人気☆
個別の相談も可能!薬剤師の方が立ち会って下さる為、より効果的な食生活の改善が見込めます。
受付の近くには、減塩の食品や低刺激の化粧品などをご用意。
治療の延長でご利用いただけるものを取り揃えているそうです。
ここまで待合室を見てきましたが
掲示物がほとんど無いことにお気づきでしょうか…?
落ち着いた雰囲気を損なわないよう、張り紙は控えているのだそう。
患者さまにお伝えしたい内容は、モニターを利用しています。
◆.* 次は調剤室へ *.◆
3,000種を超える豊富な薬品を有しており、幅広く対応が可能です!
地下室にも多くの薬品が保管されており、可動式の棚に陳列されています。
通常は薬剤師の方が在庫の管理を行っていますが、こちらの店舗では“SPD”という専門職の方が常駐。
投薬や服薬指導といった面で薬剤師の方々が力を発揮できるようサポートしているのだとか!
※SPD…『Supply Processing & Distribution』の略/医薬品等の在庫数・品質・期限を管理し、発注を専門に行う方の総称
◆.* さらに!研修室も有ります *.◆
他店舗と合同の研修や市の薬剤師会などで利用されているそう。
プロジェクターなどの設備も整っています。
右の写真は学会で発表を行った際の資料とのことです。
貸出している書籍も豊富で勉強熱心な薬剤師の方をサポートしています☆
薬学生の受け入れも積極的に行っており、『実務研修薬局』として認定されています。
★*. 取材を終えて .*★
患者さまとの繋がりを大切にされている薬局だと強く感じました。
1人に対し、15分ほど時間をかけて投薬・服薬指導を行っています。
じっくり時間をかけて話合うことで、患者さまの状態や望んでいることが把握できるのだと思いました。
患者さまが自らお話しやすい環境づくりで、ゆったりと落ち着いた素敵な空間。
薬剤師の方も、より多くの情報を伺えるよう努めているとのことでした。
処方箋の情報だけではなく、会話の中から様々なことに気付いてもらえる。
だからこそ、信頼が生まれるのではないでしょうか…
今回のりらっくらは、東大和市駅~徒歩1分程の場所にある
“東京都薬用植物園”に行ってきました!
温室の中はポカポカと暖かく、様々な植物が育っていました♪
赤い実は『ホウライアオキ』といい、血圧を下げる薬の成分である“レセルピン”を含有しています。
他にも、『ケシ』・『アサ』といった日本では栽培が禁止されている珍しい植物を見ることが出来ます!
5月の上旬にはケシの花が満開になるそうですよ★ (↓持ち出されないよう鍵の掛かった柵の中で栽培)
入場料は無料です!
定期的に薬草教室などのイベントも行っているので、興味がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
(取材者:E・S、N・H)
~・~ 本日の訪問薬局データ ~・~
店舗 : 中央薬局
住所 : 東京都東大和市南街1-12-25
最寄 : 西武拝島線 「東大和市駅」から徒歩12分