コーディネーターの転職レクチャー3-1 履歴書の書き方

3-1 履歴書の書き方

履歴書=会社が人事情報として保管する事務書類

「履歴書」は、採用後に会社が「本人確認の人事情報として保管する」ための書類です。そのため住所や連絡先を記載し、顔写真も添付することになります。履歴書には市販のもの以外に、インターネット上で無料配布されているものをダウンロードする事も可能です。形式も様々で、志望動機・自由に記入できるスペースが広いものなどがありますので、人事の保管書類という目的に沿って、ご自身に合ったものを選びましょう。

ポイント1間違ったら
書き直しましょう

履歴書は正式なビジネス書類です。
そのため修正箇所のない書類として提出しなければいけません。
1カ所でも書き間違えたら、心新たに一から書き直しましょう。

ポイント2記入は黒のペンか
ボールペンが基本です

履歴書の記入には、黒のペンかボールペンを使用します。正式書類には、消せる筆記具で記入することはNGです。鉛筆やシャープペンシルは下書き用として使用し、清書は必ず“消すことのできない”筆記具で記載しましょう。

ポイント3すべてに記入し
空欄をつくらない!

履歴書はすべての項目を埋めるようにしましょう。
資格や賞罰などの欄で特に書くべきことがない場合は、「なし」または「特になし」と記入してください。

履歴書
履歴書

❶ 日付

  • ・持っていく場合は持参日、郵送する場合はポストに投函する日を書きましょう。
  • ・履歴書全体で西暦か元号表記かを統一しましょう。

❷ 氏名

  • ・「ふりがな」はひらがな、「フリガナ」はカタカナと、履歴書の指定に合わせましょう。
  • ・姓と名の間にスペースを空けて読みやすくしましょう。
  • ・現在は押印欄のない履歴書が殆どですが、欄がある場合は押印しましょう。

❸ 写真

  • ・3カ月以内に撮影したものを使用しましょう。
  • ・履歴書はビジネス書類です。スナップ写真ではなく証明写真を使用しましょう。
  • ・基本はスーツ着用で、正面かつ胸から上が写っている写真を用意しましょう。
  • ・長い髪はまとめて清潔感を出し、ピアス・ネックレス等の装飾品ははずしましょう。
  • ・好印象を与える明るい表情を心がけましょう。
  • ・タテ40mm×ヨコ30mmサイズが基本です。
  • ・書き損じた時を考慮し、写真は最後に貼りましょう。
  • ・糊で貼付し、また万一剥がれた場合に備えて写真の裏に氏名を記入しましょう。

❹ 住所

  • ・都道府県から建物の名称や部屋番号、ふりがなまで、省略せずに記入しましょう。

❺ 電話

  • ・欄が一つのみの場合は、一番連絡のつきやすい番号を記入しましょう。
  • ・カッコ( )が記入されている場合は使用し、ない場合はハイフンでつなぎましょう。

❻ 学歴・職歴

  • ・原則として最終学歴の1つ前の学歴(卒業年)から記入してください。
  • ・学校名は略さず正式名称で記入し、「高校」ではなく「高等学校」と書きましょう。
  • ・退職した場合は「一身上の都合により退職」、在職中の場合は「現在に至る」と記入します。

❼ 免許・資格

  • ・正式名称を記入します。取得中のものがあればその旨を添えて記入しましょう。

❽ 志望動機・特技・趣味

  • ・志望動機は応募先の理念や制度等を切り口に、具体的に記入してください。
  • ・特技や趣味は人物像を伝えるために積極的に書きましょう。