コーディネーターの転職レクチャー2-1 求人情報を集める
薬剤師の求人だけを集めるには
薬剤師の資格が活かせる案件に絞って求人を探すには、どのような方法で行えばよいのでしょうか。働きながら仕事を探すなど時間のない中では、インターネットを大いに活用しましょう。しかし実際に検索してみるとネットの中には膨大な情報があり、いざ薬剤師の求人のみに絞って情報収集しようと思っても、効率よく集めるのは難しいものです。
薬剤師求人の情報収集には以下のような手段があります。効率的に行うには何かひとつに絞るのではなく、併用しつつ自分に合った手段に力の入れ具合を配分してみてください。
1. 気になる企業・医療機関のホームページをチェックする
すでに気になる企業や医療機関があり直接応募を検討している場合は、早速ホームページをチェックし、採用情報のページを見てみましょう。
病院などの医療機関は自社ホームページ上での採用に消極的な傾向がありますが、薬局やドラッグストアを経営する中規模以上の企業にはほぼ専用ページが用意され、エントリーフォームや人事担当者向けメールアドレスから、直接応募できるようになっています。
ただし企業サイトの採用ページでは、細かい募集状況や店舗の詳細などは掲載されていないことが多く、自身で確認する必要があります。
2. 総合求人情報サイト・情報誌・新聞広告で探す
職種横断の総合求人情報サイトや情報誌、新聞の折込チラシでも、薬剤師の求人を見つけることができます。
ただし、応募手続きから面接日程の調整・給与などの条件交渉まで、すべて自身で行うことになります。
3. 薬剤師専門の求人サイトで求人を検索する
薬剤師専門の転職サイトには求人の検索機能があり、都道府県などのエリアや路線・駅、業種・雇用形態・希望条件で絞り込むだけで、薬剤師に特化した求人情報が表示されます。
薬剤師の求人のみを扱っているので効率的な求人検索が可能であり、希望するエリアや条件での待遇の相場感も、相対的に把握できます。求人元の薬局や医療機関の名前を公開するか非公開にするかは、サイトの運営ポリシーに準拠します。派遣の求人も掲載されているケースもあり、時給制で検討する場合などは派遣求人も同時に参考にできるというメリットがあります。
クラシスのヤクジョブは業界最多級の求人数を誇り、正社員・パートのほか派遣まですべて網羅しています。ぜひご利用ください。
4. 薬剤師専門の転職支援サービスに条件を伝えて探してもらう
より自分の時間をかけずに効率的に求人を探したい場合は、転職支援サービスに条件を伝えて探してもらうという方法があります。希望を伝えれば後は待つだけなので、忙しい中でも無理なく転職活動を進めることができ、サイト上の求人情報だけではわからない、現在の職場の雰囲気などの情報もきくことができます。
転職支援サービスにはサイトで公開している求人以外にも、非公開の求人が数多く存在します。薬局や企業・医療機関からの依頼で非公開にするケースのほか、例えばヤクジョブではサイト掲載前に登録者に優先的にご案内することがあります。新しい求人が寄せられると、公開募集する求人は順番にサイトに掲載していきますが、掲載待ちの間にも社内ネットワークで求人内容が共有されていきますので、その条件で探している登録者がいれば優先的にご案内します。そのまま話が進み結局サイトに掲載しなかった、という事もあります。
依頼条件が限定されているなどで、必ずしもすぐ求人を提供できないケースはありますが、転職支援サービスを上手に利用することで、効率的な時間の運用が可能になります。
5. その他
実際の店舗で張り紙をみつける
街の薬局やドラッグストアに行くと、お薬についての啓発ポスターやお知らせと一緒に「薬剤師さん募集中」といった求人が貼られていることがあります。
ハローワークに通う
薬剤師の求人もあります。
薬剤師会などの団体機関で探す
薬剤師のような専門職には、情報交換やスキル向上を目的とした団体機関があり、各都道府県の薬剤師会サイトに求人情報ページの設置があります。
薬剤師の友人・知人に聞く
同じ薬学部出身の友人・知人に聞いてみるのも一つの方法です。