コーディネーターの転職レクチャー1-3 自己分析をする
自分が課題解決する時の傾向を分析する
キャリアの棚卸しで「いま自分のできること」、「今後自分がやりたいこと」を整理したら、今度は自分の今までの課題解決方法について傾向を分析していきましょう。
これまでの経験を振り返り、共通する行動パターンを見つけて「協調性」「継続力」など言葉に書き出してみましょう。そうすることで、あなたの強み(長所)が具体化します。
強み(長所)を自己PRとして表現する
自分の行動パターンから強み(長所)が洗い出せたら、人に伝わりやすい言葉で表現してみましょう。また、ただ「わたしの強みは協調性です」と伝えても、第三者が「なるほど確かに協調性を大切にしてきたんだな」と理由を理解するためには、それを示す具体的なエピソードが必要になります。これまでの仕事が長所の裏付けとなっていますから、具体的な仕事のエピソードが強みの裏づけになるよう、キャリアの棚卸しに加筆する形でまとめてみてください。
あなたの強みを伝えるキーワードと伝え方例
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あなたの
長所キーワード -
キーワードを
伝える表現
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「協調性」「チームワーク」
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協力して一つの事を成し遂げる
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「素直さ」
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先入観を持たず受け入れることができる
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「気配り」
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相手が仕事をしやすいよう心を配ることができる
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「柔軟性」
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違いを理解し受け入れることができる
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「コミュニケーション力」
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相手の理解と共感を得られるよう行動したり情報を伝えることができる
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あなたの
長所キーワード -
キーワードを
伝える表現
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「真面目さ」「誠実さ」
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嘘や偽りがない、発言と行動に矛盾がない
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「継続力」「粘り強さ」
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決められたことをやり抜く力がある、投げ出さず取り組める
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「主体性」「実行力」「積極性」
「自発的」「率先的」 -
やるべきことを見つけ自ら進んで行える
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「向上心」「学ぶ姿勢」
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今の自分以上のスキルを身につける努力をできる
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「責任感」
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最後までやり遂げる
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あなたの
長所キーワード -
キーワードを
伝える表現
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「柔軟性」「素直さ」
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既成概念をこえ状況に応じた発想ができる
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「吸収力」「理解力」
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知識やノウハウをすぐに自分のものにできる
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「情報収集力」
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短期間で幅広く正確な情報源から豊富な情報を集めてまとめられる
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自己分析は徹底的に
なぜここまで自分について徹底して知ることが必要なのでしょうか。
それは、採用担当者が知りたいことは大きく3 つで、「この人はどんな人なのか」に対する答えとして自己PR を、「なぜ自分たちと一緒に働きたいのか」に対して志望動機を、「どう活躍してくれそうか」に対して職務経歴と取り組みのエピソードを伝える必要があるからです。
自己分析を徹底することで、「私はこんな人間です」「こんな長所があります」「これからこんなことがやりたいです。だから仲間に入れてください」とスムーズに伝えることができるのです。