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有料老人ホームや特別養護老人ホーム、障がい児・障がい者施設などの求人がごくまれに出てくることがありますが、薬剤師を募集している施設の大半は介護老人保健施設（老健）です。

老健では、要介護高齢者が医療ケアやリハビリを受けて在宅復帰を目指しています。入所者のほとんどは症状が安定しており、残業が発生しにくいのが特徴です。
入所者300名に対して薬剤師1名の配置義務がありますが、300名規模の施設は少なく、フルタイムの需要はあまりありません。そのため、正社員に比べてパートの求人が目立ちます。

契主な業務は施設内での調剤業務や服薬指導、医薬品管理です。さまざまな入所者がいるため、幅広い医薬品に精通し、管理できることが求められます。また、多様な種類の薬を服用している入所者がいる場合は、飲み合わせに注意しなくてはいけません。
一人薬剤師の職場が多く、調剤の経験者を募集しているところがほとんどです。

老健では医師・看護師・理学療法士など、多くのコメディカルと連携する機会が多くあり、チーム医療の一員として経験を積むことができます。社会の高齢化が進む中で、「薬剤師として何ができるのか」を考え、実行するにはオススメの環境です。