企業訪問レポート株式会社友愛メディカル
患者さまのための企業でありたい！
株式会社友愛メディカル
患者さま一人ひとりの生命と生活をお守りしたい！！
という理念のもと薬剤師としての職能を高める株式会社友愛メディカル。
千葉県を中心に現在30店舗以上を展開し、臨床家としての薬剤師を育てる環境とは？
| 本社所在地 | 千葉県松戸市六高台7-138 友愛ガーデン |
|---|---|
| 業種 | 調剤薬局 |
| 事業所運営エリア | 茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、長野県 |
今回は取締役統轄本部長で薬剤師でもある玉井典子様と勤務薬剤師の鈴木崇文様にお話を伺いました。
人事インタビュー
地域医療に貢献したいという理想を形にする会社
人はだれでも平等に病気になります。そして外来の延長線上に薬局があり在宅があります。
在宅を新たなビジネスだと捉える方もいるかもしれませんが、すでに当社では薬局の日常業務の一部になっておりますので薬剤師が患者さまのご自宅まで出向いて行くのは当然だと考えています。
在宅は物販ではありませんので、必要でない薬はどんどんカットするぐらいの気持ちで患者さまの利益と満足を追求していきます。
現在、全店舗で在宅の許可を取得しており、12店舗で実際に稼動し、クリーンベンチも3店舗で稼動しています。
今後も必要性に応じて増えていくと思います。患者さまの在宅でのＱＯＬ向上をめざして、在宅業務を継続していく方針です。
いきいきと学べる場所
海外の医療情勢を知り、視野を広げることは薬剤師としての成長にも繋がると思います。
当社では毎年、数名を選出し海外研修に行っていただいています。もう10年以上継続していますね。
行き先はテキサスで大学・薬剤師会・病院は必ず回ってもらって、後はその年によって、糖尿病センターやナーシングホームなどに変えています。毎年同じ社員が行くわけではないので、同じ行き先でも問題ないと思うのですが（笑）。
他には薬剤師会などの学会発表を少なくとも年に5～6題、行っています。発表テーマを薬局長と相談し、約1年かけて準備をします。
口頭発表の10分間のために何百時間をも費やしますが、やりがいも達成感も他のものとは比べ物にもならないと思います。みんないきいきと取り組んでいます。
「聴く」力
会社のためでなく、患者さまのために奉仕できる方が当社には一番合うのではないかと思います。
患者さまのためにという心意気があれば、たとえ失敗があったとしても修正がきくと思いますし、周りにも伝わるものがあると思います。
そして誰かの役に立ちたいという気持ちは、聞くではなく「聴く」力を養うことにも繋がると思いますので、100人いれば100通りの考えを聴いてほしいですね。
転職を考えられている人の中には、職場が変れば勝手に自分も変ると思っている方もいるかもしれませんが、自分を変える力を身につけていってほしいと思います。
自分を変えられるのは、周りの力も必要ですがやっぱり自分です。
私生活の充実＝仕事の充実
常に患者さまの目が届く中で緊張感を持って働いてた分、休憩中はしっかり休んでもらえるよう、靴が脱げる畳の休憩室にしています。
疲れが溜まっている時は10分でも横になると楽になりますし、足を伸ばすだけでも違うと思います。切替もうまくいくのではないでしょうか。
当社では私生活の充実＝仕事の充実と考えています。
正社員は週休2.5日制を採用し、心身共に健康で人間的な幅を広げてほしいと思っています。例えば、1日は身体をゆっくり休め、1日はリフレッシュ、そして半日は研修会やご自身の勉強などに充てていただくなど、仕事とバランスの良い生活を送っていただければご自身や周りの方、そして患者さまにも良い循環となりますよね。
正社員よりも短い勤務時間の準社員制度もございます。
子育て中の方やご家庭の事情など、ご自身のライフスタイルと相談しがなら勤務していただけたらと思います。この規模ではといったらおかしいかもしれませんが産前産後休暇・育児休暇も実績として多くあり、常に10名前後のスタッフが取得中です。
そのため、多少の余裕ある人員配置をしています。復帰率も高いのでお母さんとしての先輩も多く、周りのフォローはもちろん、子育ての相談などもしながら働けますよ。
たまには長期のお休みをとり、ご家族で旅行や趣味の時間を持って頂くことも大切だと考えていますのでヘルプ体制もきちんとありますから安心してオンオフ切り替えてください。
『もっともっと外へ』
薬剤師としての職能を通して医療に貢献したいという方に是非、お会いしたいと思っています。
薬剤師としてもっともっと外へアピールしていきませんか？薬剤師にしか出来ないことはたくさんあると思います。患者さまのために一緒に頑張りましょう！
お会いできる日を楽しみにしています。
現場インタビュー
身近な存在に
以前は大きな規模の調剤薬局で勤務していたのですが、違和感を感じながら勤めていました。
医療人としてありたいのに、出世を望む周りの人も多く、薬剤師としてやりたいことがやれないといったらいいのでしょうか。自分としてはもっと患者さまにとって身近な存在になりたかったんです。
そんな時、学生実習の際にお世話になった友愛メディカルが頭に浮かび、面接を受けさせていただきました。頭に浮かんだ理由はいくつかあります。
まずは人間味溢れる環境、人道的と感じられる上司がいるという安心感、そして学べることがたくさんあるという点です。
吸収できることが多い
今、自分は20代ですが20代のお子さんがいる年齢層の方もいれば、小さいお子さんがいる方もいて、雰囲気もいろいろだと思います。
女性が多いですが男性も増えてきて良い感じだと思います（笑）。
スタッフ数が多いので、声を良くかけ合い申し送りなども共有するべき事はきちんと行うように心がけています。そうすることによって、変なあせりもなくなりますし、安全を第一に円滑に業務に取り組めますね。
勤務している店舗は整形や神経内科が多い店舗なので、整形はスピーディーに、神経内科はお薬に不安を持っている方も多いので、質問をしやすい雰囲気にして丁寧な説明を行うようにしています。患者さまに「ありがとう」や「よくわかったよ」と言われると本当にやりがいを感じますし、やってきて良かったと思います。
そういった環境は、上司や周りのスタッフとの信頼関係がきちんとあるからこそ！大変なときはみんなで解決していきます。
新しい事も自分から動いて任せてもらえたりすると、やる気もアップしますね。医療人としても社会人としても吸収できることがたくさんあります。
～1日の流れ～
午前 （早番）8：40までに出社します。外来対応をメインに行っています。
お昼 13：00ごろ1時間しっかりとります。仕出しのお弁当を頼んだりしてのんびり過ごします。自慢になってしまいますけど、休憩室は広く、和室であることが多いので足を伸ばしながら和やかな空気が漂っています。和室ってすごくないですか（笑）。畳の香りは落ち着きますし、長時間立ち仕事になるので本当にリフレッシュできます。
午後 午前と同じく、外来対応や在庫管理、一般余製、備品チェックなどをしています。
終了 （早番）18：00ごろには上がれますね。
シフト制なので、週2回ほど20：00ごろまでの遅番対応がありますが皆順番にくるので不公平なく働けています。
自慢の環境です
独身限定なんですが自社寮があり、今利用させてもらっています。新しい寮なので、新築の香りがしていますよ（笑）。
勤務先店舗からも近く、とても便利ですし、経済的にもありがたいですね。
週1回、テニスをしています。高校時代から続けているんですが休みの日か平日の早番の日などにも行って汗を流しています。
お休みも取り易い環境ではないでしょうか。希望の前月の半ばまでに申し出てれば調整をしていただけますし、旅行も行けていますよ。
最近は下町や横浜方面での食べ歩きや飲むことにはまり気味なんで、そのエリアにもよく行っています。切替って大切ですよね。
『患者さま第一！』
患者さま第一に動いているスタッフばかりです。そして薬剤師としての職能を磨きたい！という気持ちの人も多く、良い刺激を受けながら成長できる環境があります。
上司が薬剤師なので医療人としての会社だと思います。読んでいただいた方の中で興味をもっていただけたら幸いです。
一緒に薬剤師として仕事ができる日がくると嬉しいです。店舗でお待ちしています！
クラシスからの視点
臨床家としての薬剤師を目指すというお話の印象がとても強く残っています。
そして社長をはじめ、人事の方も永久に薬剤師であることを強く意識されており、その意識は働く現場の方にも伝わっていると感じました。
そして現場の明るい雰囲気と患者さまへの対応はまさに「安全を第一に」を徹底されている環境でした。
薬局という枠組みの中で、薬剤師であり続けたい、患者さまのために働ける環境で、という方は足を運び、ご自身の眼で見てほしいと思います。
取材日：2012年9月19日