企業訪問レポート株式会社トレジャー

株式会社トレジャー株式会社トレジャー

地域の患者さまのための薬局と医療サービスの提供の実践を徹底的に行います!!

株式会社トレジャー

株式会社トレジャー

「たからもの」という社名を冠する、株式会社トレジャー。

埼玉から発祥したこちらの企業は、現在東京都中央区にあります。
薬局事業の他に、医薬品・医療機 器の製造販売も手がけ、医療サービスを総合的に手がけております。また、薬剤師の独立支援にも力を入れておいでです。

「ヒト」を宝物と考え、社員ひとり一人に接する全ての人を尊重し、人とのつながりを大切にしたいという想いから、社名が名づけられたそうです。
薬局だけではなく、医療サービスを手がける目的も、宝物という理念の実現でもあります。

本社所在地 東京都中央区日本橋本町1-1-8 KDX新日本橋ビル
業種 調剤薬局
事業所運営エリア 埼玉県、東京都、神奈川県
Interview

多角的な事業を行う調剤薬局運営企業の魅力とは?
本社からは業務推進課長の三澤様、現場からは、たから薬局北与野店の薬局長の鈴木様にインタビューをさせていただきました。

本社インタビュー

業務推進課長:三澤様
業務推進課長:三澤様

現在、独立支援プログラム店舗を3店舗運営中。のれんわけではなく、完全独立が目指せる、トレジャー独自のプログラムです。

医療モールの業務支援

トレジャーの特徴の一つとして、医療機関や医療サービス業の経営コンサルタント事業を行っているところです。クリニックモールの業務支援もその一環で、医療連携を強化した医療圏を生み出して、患者さまには大きな利便性を提供していきたいと考えております。

薬局自体、目指すべきところは「その医療圏で、一番最初に処方せんを持ってきてもらえる」というところにあります。ただし、立地や利便性はハード面ですが、薬剤師自身が地域と向き合わなければなりません。

トレジャーは、「ヒト」を宝物として考えています。患者さまを大切にできる現場で活躍いただき、ハード面・ソフト面共に「地域の一番」を目指したいと考えております。

現場裁量主義

患者さまのニーズをいかに反映させるかを考えれば、現場スタッフが考える店舗づくりに重点を置かないと後手に回ってしまいます。
費用がかかるものに関しては稟議になりますが、まずはやってみて効果をみるという方法をとっています。

例えば、水槽を配置している薬局があります。患者さまが退屈しないためのひと工夫なんですが、費用対効果に関しては中長期的に考えています。
業務面だけではなく、患者さま目線でとらえ、柔軟なアイデアをどんどん出していってもらいたいですね。

独立支援プログラム

薬剤師として活躍する一方で、自らが薬局を立ち上げて、自らが考える医療サービスを実現されたい方もたくさんいらっしゃると思います。
トレジャーでは、独立支援をプログラムとして組み込んでおり、入社当初から目標に向かってサポートさせていただいております。実績もあるので安心してスタートできるのではないのでしょうか。

まずは、独立支援プログラム店舗から業務をスタート。トレジャーが独自で行っている店舗で、間違いのない運営を行えるようサポートします。
経営のノウハウや医療機関との連携など、薬局運営に欠かせないノウハウを覚えていただきながら、5年後を目安に完全独立ができます。

単独で店舗を立ち上げるとなると、かなりの費用がかかりますが、トレジャーが資金の多くを支援させていただきます。

 タブレットピッカー(ピッキングマシン)
タブレットピッカー(ピッキングマシン)

着実・堅実な在宅業務

在宅分野も時間をかけて徐々に拠点を増やしております。医療連携や急配対応など課題もありますが、大きな特徴としては着実と堅実な運営を行っているところです。
形態や患者さまの状態によって、ノウハウは違ったものになります。実務とノウハウ作りの平衡を取れる運営をしておりますので、無理な拡大は考えておりません。
実務面は予想以上に大変なことも多いですが、薬剤師としての職能もより発揮しやすい現場だと考えております。

外来以上に一人の患者さまに深いコミュニケーションと信頼感が必要になりますし、医療連携を取れていないと在宅は上手くいきません。日々考えることがあり、工夫をしていかないといけません。
服薬カレンダーを作り、患者さまが間違いなくお薬を飲めるような工夫に喜んでいただいております。
ニーズもダイレクトに薬剤師に伝わってくる現場なのです。ご興味ある方は、在宅分野を学んでいただくことも可能です。

アクアロボ(水剤機)

自社開発の機材が現場をサポート!!

患者さまとの対話の大切さを当社では考えておりますので、業務の効率化には力を入れております。
アクアロボというトレジャーオリジナルの水剤機を設置しています。
メーカーだと故障やトラブルが起こった際、対応に時間がかかってしまうことがあるんです。機械の効率化だけではなく、自社開発して付帯する非効率なことも出来るだけ排除し、薬剤師には業務に集中してもらいたいと考えております。

今後、バーコードを使った監査システムを全店舗に導入予定です。こちらも自社で開発したものを導入します。
現場からの細かい改善要望に応えられるよう、製品開発にも力を入れていきたいですね。

活躍しているスタッフの共通項

プロ意識の高さを持っているスタッフは、活躍しやすい職場だと思います。
自分の技能や知識の習得という自己研鑽だけに目を向けず、常にチームプレーとは何かを考えております。

薬局だけではなく、医療の現場はチームプレーが必要不可欠です。
患者さまにも目を向け、医療機関とも確実な連絡を取りながら、薬剤師という職能を提供することを心がけていれば、自ずと活躍できると思います。

あと、やるとなれば実行力を発揮できる方。成功するかどうかは、やってみないと分かりませんが、率先して行動に移れる方には当社で頑張っていただけると思います。

Message

『やる気、現場主義、事業の広さ、はトレジャーの良さです』

事業の広さが、たくさんのキャリアパスの可能性を広げています。
まずは薬局内から調剤業務のマネジメントに携われる他、薬事方面を選択した薬剤師もいます。

海外から製品を輸入するので、高度なコミュニケーションは要求されますが、その分やりがいは十分に感じられるでしょう。医療にまつわるビジネス全般を行っておりますので、将来コンサルをされたい方にも、その道に進んでいただく可能性も大いにあります。

そして、さきほどもお話させていただいた現場主義です。
薬局長の裁量はかなり大きいので、1店舗の薬局を経営しているのと変わりません。理由がしっかりしていて、可能性を感じられるアイデアに関しては、費用面さえクリアできれば会社全体でフォローしながら進めていきます。
私が所属している「業務推進課」も全力でバックアップします。

この当社の良さは、みなさんの「やる気」から生まれるものです。
日々の業務、その中から出てくる課題、将来のビジョン、それらに向き合ってお仕事をしていただければ、トレジャーにはしっかりバックアップできる体制が整っています。

現場インタビュー

たから薬局北与野店
たから薬局北与野店

小児科、眼科のクリニックモール応需型店舗。自社開発のピッキングマシーン、水剤機が導入されております。(企業インタビューに写真掲載)

事業が会社を選ぶきっかけに

元々、独立に興味を持っていたんです。転職のきっかけもそこだったんですが、いざ探すとなると独立支援も様々でした。
紹介会社経由、もちろん自らも探していました。その中で、独立支援のプログラムがここまでしっかりしているのか、と思ったのがトレジャーだったんです。

新卒で入職した職場は、漢方専門の薬局でした。カウンセリングがメインで、患者さまとの会話の中から、症状に見合った薬を探す仕事は大変勉強になりました。
対話というところではまさにその通りで、患者さまが悩んでいること、望んでいる状態にすること、深く深く話を聞かない限り実現させることができません。
今でも仕事の上で、漢方での経験は財産になっています。

職場の意見が通りやすい風土

トレジャーの第一印象は、「若い会社」。
医薬分業がある程度進んでからできた職場なので、現場づくりというフォーカスの当て方を社風としてもっています。そのせいか、大手とは違う「意見の通りやすさ」を実感しました。

各職場で色んな取組みをしていますが、私が提案させていただいた中では、服薬指導に対する初回アンケートです。
初回で来ていただいた患者さまに対し、薬で飲みにくかったものはなかったか、今までなにか問題はなかったかをアンケートを通じてヒアリングさせていただいた上で、接遇させていただいております。

何となく「ご近所づきあい」という感じなんです

漢方専門店でのカウンセリングスタイルの影響でもあるんですが、接遇には力を入れております。中でも、話しやすい環境づくりが大切だと感じていて、内容の大小関係なくまずは相手の話を聞くことがその第一歩だと考えています。

北与野店はクリニックモール型なので、近隣の患者さまの身近な存在です。薬局も身近な存在になれれば、ちょっとした相談でも持ち寄せていただけるようになると思います。ご近所づきあい、という感じでしょうか(笑)。

電話での問い合わせ、また時間があれば直接店舗に訪ねてくれる患者さまもいらっしゃるので、一歩ずつ歩み寄れるようにしていきたいですね。

店舗作りを皆で行う楽しさ

もともと私自身、店舗づくりが大好きなんです。
患者さま、地域にあった店舗は「いきなり正解」ということはなく、色んなアイデアや意見を試行錯誤して出来上がっていきます。
ただ、自分だけの意見だけでは偏るので、同じく店舗で業務に従事しているみなさんの意見も聞いて回ります。ものすごく勉強になります。

メンバーに恵まれているとも言えるかも知れませんが、店舗のみなさんは積極的に意見を出してくれるんです。

パートさんが多くご活躍されている反面、ミーティングを行うのが難しい環境です。
だから、一人ひとりに聞いて回るのですが、質問へちゃんと返答してくれます。みなさんが店舗づくりに参加するという気持ちを持っていただいているんだと実感できます。
色んな意見やアイデアが出れば出るほど、店舗づくりの可能性は広がっていきます。

いいとこどりが出来る環境だと思います

転職は人それぞれ希望は違いますから、色んな会社の持つ魅力をそれぞれ選抜してお決めになると思います。
私が希望していたように独立を考えている方、機材を自社開発していますので新しいものやミスなく慎重な業務に取り組んでみたい方、現場づくりに力を発揮したい方、トレジャーという職場には会社がサポートしてくれる魅力がたくさん備わっています。

今後、医療モール型にも力を入れていくので、1店舗でもたくさんの処方せんに携われる環境が増えていくでしょう。薬剤師として、この環境は大変刺激になると思います。

クラシスからの視点

クラシスからの視点

経営陣が作り出す多様性に富んだ企業のカラー

独立支援プログラム、現場裁量主義、機材の自社開発、クリニックモール、現場の意思尊重と、インタビューだけでもたくさんの魅力と可能性をお持ちの会社だと感じていただけると思います。
他、製造販売許可を取得しているので薬事方面の業務や、機材開発のためのパテント(特許)方面の業務など、薬剤師としての資格を活かすキャリアパス、新しい分野に挑戦できることも可能だと三澤様よりいただきました。
現にクラシスでも、薬事方面の求人をいただいたこともあります。

会社設立当初、色んな分野のエキスパートが手を取り合ってトレジャーという会社をスタートさせたそうです。
医療分野の中でどのように事業を進めていくかを、常識に捉われない斬新なアイデアを事業内容にそのまま組み入れたと実感できます。
機材の開発事業ひとつとっても、トラブルが起きた際にいちいち業者に依頼をかけていれば不便、現場の要望を取り入れてカスタマイズをすぐに実現するには、といった視点が事業を行う切り口にもなっているのだそうです。

企業レポートで挙げているトレジャーの魅力とは、奇をてらったものではありません。
本来あるべき医療関連事業を行うため、必要なもの、良いものは旧弊に捉われることなく何でも実現するという、実直かつ素直なロジックです。患者さまにトレジャー(たから薬局)を選んでいただくためには、現場で何をするべきか、現場がするべきことをサポートするにはどんな事業をしなければいけないのだろうか。
行っている事業のゴールには、トレジャーが提供できる価値が見える気がします。理に適う事業を行うからこそ、理に適った業務が現場で実現できる。トレジャーがもつ多様性は、実に理に適っていると感じざるを得ません。

取材日:2013年1月28日

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