企業訪問レポートみよの台薬局グループ
たくさん調剤した分だけ、その人の力になる!!
たくさん対話した分だけ、その人の力になる!!
みよの台薬局グループ
昭和26年4月に創業。
東京の城北エリアを中心に、一都三県、北関東、近畿に店舗を展開されている、みよの台薬局グループ様に訪問させていただきました。
大きな特徴、それは在宅事業へ早くから取り組み、多くのケースを担当してきた事!!
また、個々にあった就業スタイルや店舗配属、業務内容を提案し、適材適所を念頭においた人事も、働きやすさの特徴でもあります。
処方せん元の医療機関と、しっかり手を携えて地域医療へ貢献していく…一歩一歩をしっかりと踏みしめて、みよの台薬局グループ様はこれからも成長を続けます!!
本社所在地 | 東京都豊島区南池袋2-25-5 藤久ビル東五号館6F |
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業種 | 調剤薬局、ドラッグストア(調剤併設) |
事業所運営エリア | 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、三重県、大阪府 |
まずは人事部長へのインタビューをご覧下さい!!
写真のわんちゃんは、みよの台グループの宣伝部長ラッキー君!!取材時も元気に応対してくれました!!
人事インタビュー
在宅のオーソリティー
早くから在宅に取り組んできました。訪問実績は、国内でもトップクラスと言えますので、当社とご縁のある薬剤師には色んなことを伝えられると思うんです。
まずは、患者さまとの距離が近い立場でのお仕事。そして、患者さまだけではなく、一緒に仕事を共にする、ドクターやナース、また介護の方とコミュニケーションを多く取っていかないとなりません。
その日の状態や病変など、患者さまへの深い理解を示しながらお仕事を進めるので、身につく知識はもちろん、在宅に携わるための独特な志向もプラスして身につけることができます。
ご興味を持っている方、チャレンジしてみたい方なら、年齢や性別も関係のない現場です。
実際に、ご年配で調剤経験が浅い方に担当いただいたことがあります。「若い世代の薬剤師さんに比べたら、手技も遅いので…」と不安を抱いておられましたが、いざ現場に立つと患者さまから感謝のお声をいただけたりします。
若い方にはない安心感もあるようで、今では頼もしいメンバーの一員として、ご活躍いただいています。
スキルやテクニックだけじゃなく、積んできた「人生経験そのもの」を活かすことができる、それが在宅の現場なんです!!
今もお手伝い程度ですけど、たまに入ってます!!あまり長くいると、スタッフも緊張しちゃうので、少しだけ(笑)。
ヘルプということもありますけど、店舗が元気に仕事できてるかな、と確認もしながら手伝っていますね。
現場に出ていた頃も同じ印象でしたが、薬剤師の仕事は面白いですね。現場に立って、患者さまと話をするだけで、疲れもどこかにいってましたし(笑)。
例えば、患者さまからの「ありがとう」とか、安心してもらった時の笑顔とか、実際にそんな場面に出会えると、この仕事をやっていて良かったな~といつも思っていました。
当社のスタッフにも、そんな経験をたくさんしてもらいたいですね。
たくさんの方と接すれば、色んな情報が入ってきますので、新鮮な気持ちでお仕事に臨めるのもこの仕事の面白いところだと思います!!
マンツーマンの教育制度!!
当社では、ブラザー制度、という教育制度を導入しています。
具体的には、新人薬剤師に年齢の近い先輩がついて、教育や現場で困ったことを相談するというものです。
一つは、新人の方が仕事を学ぶ際に、色んな先輩から色んな情報をもらうと、逆に混乱してしまうことがありますので、それを避けるため。
もう一つは、上長に聞きづらかったりすることがあれば、年齢の近い「ブラザー」と呼ばれる先輩薬剤師に相談し、ストレスなくお仕事に臨んでもらうため。
また、指導する先輩薬剤師も、医療人として積み重ねてきたものを、教えながら再確認することに役立っています。
教える側も、どう教えたらいいかを考えて伝えるので、今後教育や何かを伝える際の訓練にもなります。
まあ、かっこ悪いところも見せたくないから、進んで勉強しているみたいですよ(笑)。
風通しのよい職場の解釈は、企業によって違うと思います。
みよの台薬局グループでは大小こもごも、現場で上がっている意見や、生まれてきたアイデアに、本部は耳を傾けています。そして、ちゃんと検討するんです。
「上まで意見が上がらない」という現場を耳にしたことはありますが、現場を一番理解しているのは現場のスタッフなので、本部へ上がってこないなんてことはありません。
みよの台薬局グループでは、現場をよくしようと、現場の皆が考えて仕事をしています。店長やマネージャーは、メンバーの意見を聞きながら、常に課題解決に立ち向かっています。
本部は、現場がお仕事しやすいように、ある意見やアイデアに対して、なるべく短期間で対応できる体制を整えています。
セクションは違っても、目指す方向は同じですし「もっと現場を良くしたい」という気持ちも、みんなで共通した気持ちです。
現在は、現場からの声で「機材の切り替え時期」について、検討しています。
みなさんが、求めたい人材と言える!!
医療の現場ということ、協働しなければ患者さまに迷惑をかけてしまうということ、この二つを理解して業務を実践できるなら、あとは内定を受けてもらえるかどうか。
一人ひとり働く想いも違って当たり前ですし、個性は人の数とイコール。たくさんあるので、正直なところ皆さん全員が採用したい方と言えるでしょうね(笑)。
当社に面接に来ていただいて、「この現場なら長く続けられそうだ」とか「在宅をもっと深くまで学びたい」とか、当社に色んな印象をお持ちになると思います。その点で選んでもらえることほど、嬉しいことはないですね!!
割と狭域でチェーン展開していますので、就業条件をいろいろ提案・相談できるのは当社の特長なんです。
例えば、お子さんがまだ小さくて、扶養範囲内でお仕事したい方がいても、複数店舗で検討が可能です。
限られた働き方しか出来なくても、事前に相談をしてもらって、みよの台薬局グループで活躍してもらっているスタッフがたくさんいますね。
この条件じゃ難しいかな、断られ続けている…そんな求職者の方にも、色んな機会を提供できるように努めています!!
地域密着とは、地域とのかかわり方です!!
例えばの話ですが…
遠くから引越しをされて来た方が、近隣を歩いている内に迷ってしまったら交番をさがしますよね。みよの台薬局グループも、地域とそんなかかわり方ができればと考えています。
何か困ったことがあったら、たとえ処方せんがなくても相談できたり、何かのヒントを提供できたり…。
医療に携わっているので、とっかかりは薬や健康相談だったりすると思います。
調剤薬局は処方せんがないと立ち寄れない敷居の高さが、まだ色濃く残っている業界です。本当の意味で地域密着型を目指すのであれば、例え処方せんがなくても立ち寄っていただける、そんな薬局を目指したいですね。
薬局であっても、事業以外で地域にできる事はあります。
今後も、現場からのアイデアを地域に発信できるように、本部もバックアップしていきたいですね。
たくさん調剤の場に立って下さい!!
以前当社でお仕事していた仲間が、とある事情で退職したケースがあります。
多くはご家庭の事情で退職、というケースなのですが、いざ新たな職場働くと「みよの台で頑張っていて良かった」という連絡を良く受けるんです(笑)。
現場は正直、忙しいです。外来の合間に在宅の調剤と、ちょっとヒマしている時間はない現場がほとんど。 でも、お仕事を頑張っているスタッフは、知らないうちに力がついています。
現場のみんなにはよく「調剤はやったもん勝ちだよ」って伝えています。
処方せんにたくさん触れること、たくさんの手技を学ぶこと、色んな患者さまと接すること。医療の分野は、常に進化し続けているので、新しい事例にどんどん挑戦しなければダメなんですね。どんどん取り残されてしまいますから。
みよの台薬局グループの、どの店舗でも同じ風景だと思います。
その分、いざ転職になった際にも、みよの台薬局グループにいたということが、薬剤師としての力量を分かってもらえる話も、うちを卒業した方からいただいた電話で耳したりしますので、人事としては正直嬉しかったりもするんですよ(笑)。
『バックアップしてくれる現場。
~待遇面を少し紹介~』
- 本部には、70名ほど収容できる研修室を持ち、各種研修・勉強会を実施。
- 認定薬剤師取得のための研修会を自社で開催するなど資格取得にも力をいれています。
- 店舗異動は積極的に行うスタイル
- ご事情を考慮して配属をしますが、色んな処方せんに携われる環境です。 狭域で店舗展開していますので、転居をしなくても色んな店舗で調剤経験を積むことが可能です。
- 週40時間、週休2.5休制
- 週での変形労働制を基本的に採用しています。 「9時間×4日+4時間」で週休2.5休制が基本の就業になります。
- 産休育休制度はもちろん充実
- 産育の取得率はかなり高いです。託児所が見つかって復帰されている薬剤師さんもおります。 他、遠方からの就業者への借上社宅制度など、働きやすさ、薬剤師としてのレベルアップ、出産などの人生での大きなイベントといった様々シーンを、会社全体でバックアップしています!!
現場インタビュー
希望を強く立てずに就活!!
新卒の頃なので、色々と情報収集はしていたのですが、「これ」といった決定的なものは、活動前にはなかったんです。
就職活動を始め、会社説明会に参加しながら、自分の方向性を徐々に決定していきました。
みよの台薬局グループの会社説明会で印象に残っているのは、何と言っても在宅に力を入れているところ。話しには聞いていたのですが、実際にはよく分かってなかった部分が大きかったんです。
色んな事情で外出できない患者さまが数多くいる現実を知り、よく分かっていなかったながらも、漠然とですが「自分にも何かできるんじゃないかな」と感じたんです。
学生から社会人へ。
まずは丁寧な研修を受けられたことが本当に良かったと、今でも考えています。ブラザー制度もバックアップしてくれたと言えます。
性格的に、あれこれ悩まない性格なんです。研修を受けながら、まずはどんどん調剤の数をこなし、たくさんの患者さまと接していきました。
割と素直に仕事を覚えていけたと思います(笑)。
在宅業務にもそのうち携わり、「外来と大きく違う」ことも肌身に感じました。
何と言っても、患者さまの元に出向き、至近距離でのやりとり。
生活圏内に足を踏み入れる仕事だったので、戸惑うこともあったのですが、「自分にも何かできるんじゃないか」という気持ちは、常に持ちながら業務にあたれたと思います。
もちろん、やりがいは大きいです。今は、複数店舗の統括という立場で、現場に立ちながらメンバーの仕事ぶりを見つつ、店舗の運営を行っています。
入職してから、年々見える景色は違ってきています。
自分にできる事、まだまだ力を付けたいこと、達成したこと、これからやりたい事、様々ありますが、メンバーの仕事ぶりを見て上げられる余裕は出来てきたと感じています。
みよの台らしさはこんなところ!!
とにかくウェルカム、といった感じですね(笑)。
社長は実際にそんな方で、仕事の悩みはもちろん、個人的にも相談にのってくれ、私もいろいろと社長に相談していたりします(笑)。
体全体で、というのはオーバーかな…、社員を大切にするという姿勢がにじみ出ている方ですね。
会議の時に炊き出しをしてくれたり、屈託のない一面も持っています。
そんな雰囲気が浸透しているのか、他店舗の応援に行っても、すぐに馴染める現場が多いです。
また、年に1回の社員総会があるので、他店舗の方と顔合わせもしているので、本当に馴染みやすいです。
そしてブラザー制度。
私も色々学ぶことができた制度です。後輩を指導する側から言えば、今まで学んできたことをさらに確認しながら伝えていくので、今までの復習をしっかりできた期間でした。
正確な仕事を心がけること!!
全てにおいて共通することですが、まずは正確な仕事を心がけています。またメンバーが正確な仕事を心がけられる環境を整えたいと思っています。
いくら早くても、正確じゃなければ意味がないし、正確な仕事をしないと伝えたいことが正しく伝わらないんです。
正確な調剤、正確な業務、正確なコミュニケーションを身につけることが大切だと感じています。
そして、複数店舗のマネジメントをしているので、店舗との密な連絡を取っています。
今の自分が忙しいことを理由にして行動を遅らせると、最終的には患者さまに迷惑をかけてしまうので、店舗の状況把握を迅速に行えるようにしています。
みよの台、やっぱり在宅が面白い!!
在宅の現場では、普段の外来調剤ではあまり触れない知識やスキルが必要になってきます。
麻薬や輸液の管理だったり、患者さまの状態によって実に様々です。もちろん、医学的な知識も必要になってきます。
終末期のケースにも携わりますが、その患者さまが「より良い生活を送るにはどうすればいいか」を考えて行動しています。在宅でしか経験できないことだと思います。
患者さまのために、ということには「利益」を思い浮かべては出来ないことがたくさんあります。
むしろ、採算が取れなくてもやるべきこと、してあげたいことが必ず出てくるんです。会社で働いている身ですが、それを優先することが必要な場面は間違いなくあります。
ドクター、ナース、介護者さんとの間でコミュニケーションをたくさん取ります。
そこからまた新しい事や気づきを学べる現場です。医療に携わる醍醐味と言えなくもありません。
患者さまだけではなく、ご家族の方に喜んでいただけると、在宅をやっていて良かったと思います。
薬剤師はカッコいい!!
世の中に貢献したい、誰かの役に立ちたい、薬剤師を目指すには誰しもが感じていたことだと思います。私はもっとシンプルでした。
薬剤師ってカッコいいんです。子供の頃、薬局の業務を目にして思ったことです。それが医療を目指すきっかけでした。
みよの台への大きな印象は、在宅件数が多かったこと、面接での会社の印象が、この会社を選んだきっかけです。配属先も考慮してもらったりしました。
特に、在宅の業務が多いということが、大きなポイントだと言えます。
患者さまと近い位置でお仕事できる環境に、チャレンジしてみたいと考えていました。
特化している得意技がある、そこは大きな魅力でしたね!!
現場作りは現場から。
とにかく、自由な社風です。店舗の裁量が大きいんです。
トップダウンではなく、現場を一番熟知しているのは現場、という意識は会社全体で持っている雰囲気ですね。
直にエリアと関わる、患者さまと接する、その薬局のメンバーなので、率直な意見をもちろん出し合えます。
その自由度の高さをもちながら、本社がバックアップしてくれる体制が整っています。
業務の面白さでいうと、要町店では、無菌室が配置されています。
幅広いスキルを覚えたい方なら、それだけでも魅力と感じてもらえると思います。
そして在宅への参加は言うまでもありません。
もう一つは、ドクターや医療機関との関係作りでしょうか。
今担当している店舗の処方せん元は、全て関係は良好で、疑義照会の際にも迅速に連絡を取り合えます。
患者さまのために一丸となって、一つのチームという関係を結べるのは、医療の現場に必要不可欠なことだと思います。
同僚に恵まれていると思います!!
今まで関わってきた方、全て良い人ばかりです。本当に仲の良い会社といえるでしょうね。
そして、先を見据えて仕事ができる会社です。一番手はやはり在宅でしょう。これからは在宅が増加するといわれておりますので、コミュニケーションの取り方も変化してくるはずです。
『ココロを自由にして考えることも…』
新卒からずっと、一社にお世話になっていて、アドバイスになるかどうか分かりませんが。
みよの台の一員として思う職場選びは、経験に縛られず、固定観念を捨てて、もっと感覚で会社を捉えてみるのも、一つの方法かと思います。
考えに縛られてしまうと、本当に必要としている条件をついつい見落としてしまったりします。
給与や就業条件は大事なことですが、どんな職場なら長く続けられるか、幸せに働けるかという事は、会社の持っている制度や企業力だけじゃないと思います。
印象とか感覚とか、案外大事だったりしますから。
みよの台グループには、本当に色んな個性が活躍していますので、「自分らしく働ける会社だ!!」と、そう思っていただければ嬉しいですね。
写真左:
板橋区にある新店舗「ninina(ニニナ)薬局」
薬局の外からものぞける、ブティックのような調剤室。品目数も多く、たくさんの患者さまのために稼動!!
写真右:要町薬局
クラシスからの視点
みよの台薬局グループ様にいる薬剤師さんは薬剤師力が高い、という印象があります。
派遣スタッフの中でも、「出来る薬剤師さんが多いですね」という声をいただいています。
忙しいといえるだけ、お仕事に慣れていらっしゃいます。その事実が、個々の力量を知らない内に上げているのではないでしょうか。
また、各種セミナーも開催、ホームページにもその内容が記されており、教育や研修といったスタッフのボトムアップにも力を入れていらっしゃいます。
人事の方や経営陣は、「まだまだ大手じゃないから」とお話しされます。
会社の規模は大小ありますが、あまり大手になりすぎて、現場に目が届かないというケースも少なくありません。その点、人事部長様がこっそり現場に入って(笑)、店舗やスタッフさんの状況をみたり、また現場の意見をもれなく真正面から受け止め、検討しているスタイルは、安心してお仕事ができる土台が備わっていると感じました。
言い換えれば、プロ意識をもち合った「大きな家族」といったところでしょうか。
店舗を見渡せば、新人からベテランまで、年齢層も個性も幅広く活躍している現場が多く、闊達な雰囲気が取材時にも伝わってきました!!
スタッフ一人ひとりの事を考え、お仕事に専念できる職場。それが、みよの台薬局グループ様の特徴だと感じた取材でした。
取材日:2012年7月26日