企業訪問レポート株式会社グッドプランニング
医療人としての情熱を大切にできる地域密着型薬局チェーン
株式会社グッドプランニング
神戸市北部を中心に展開する調剤薬局チェーン。
地域から信託いただけるような薬局運営を社是として掲げ、在宅にも注力している地域密着型の薬局です。業務の全てが「患者さま第一」の考え方に基づいている薬局の魅力を感じて下さい。
| 本社所在地 | 兵庫県神戸市北区南五葉2-1-36 |
|---|---|
| 業種 | 調剤薬局 |
| 事業所運営エリア | 大阪府、兵庫県 |
人事インタビュー
人事や店舗管理業務を担当し、薬局が忙しい時には白衣に着替え、現場に出ておられます。
薬局激戦区での取り組み
会社の代表的な取り組みとして、DI室の設置が挙げられます。各薬局の現場で上がってきた専門的な質問や課題に関して、問いから解決までを逐一共有することで、現場の薬剤師が正確な情報をいち早く知ることができ、患者さまへ提供できる。それが健全な薬局運営につながると考えております。
加えて当社が持てる力を地域に最大限提供するため、地域密着型のスタイルでの運営にこだわり、ドミナント展開の形態を取らせていただいております。
当社では、薬局は患者さまや地域の健康のためにあると考えております。利益だけを優先することは決してありません。
在宅ノウハウの深さ
介護保険以前より在宅事業を始めましたが、当初は近隣でも事例が無い状態。全くゼロからのスタートでした。徐々に事例も増え、今では全店舗でいつでも稼動できる準備が整いました。
クリーンルームは早い段階で稼動し、医療機関との連携強化も行っています。さらに介護職員の方に安心して利用者様と薬に接していただけるように薬の勉強会を開いております。
在宅ノウハウの深さをさらに発展させ、会社として今後ますます力を入れていきます。臨床を学べる環境ですし、難病やターミナルといったケースに関わることができるので、在宅の重要を感じながら薬剤師として成長できると思います。
現場インタビュー
病院、調剤薬局を経て現在の職場へ。日々工夫が出来る、創造性の高い業務を求めて転職活動へ。新店舗立ち上げメンバーとしてスタート。何より地元への恩返しということで、転職を決意されたとのこと。
DI室を担当しています
調剤薬局業務の他、数年前に発足した「DI室」も担当させていただいています。
各店舗であった事例、例えば複雑な保険算定の事例、妊婦に使用してもいい薬の飲み合わせ、また服薬のアドバイスで妥当な回答など、薬に関する情報を各店舗から集めて、全店舗でその事例を「いち早く」使える状態にすることが目的です。
また学会でも発表をさせていただいており、DI室の機能が役に立っているかどうかを得点化し、どんな情報が一番多く利用されているかも集計しております。
麻薬の取り扱い方、薬事法上に関わる質問が比較的利用されていました。
今後は緊急度の高い情報を携帯へメール配信するなど、全社員に共有できるシステムも 考案中です。より便利な機能として成長させていきたいですね。
「患者さま第一」の大切さを店舗の全員が理解して実践していると在間様。信頼できるスタッフが店舗の自慢だそうです!
FAQ
- 会社自慢をお願いします
- 会社全体で「患者さま第一」の意識と実践ができる現場であることだと思います。
患者さまには安心、快適に過ごしていただけるよう、薬剤師がその場で考え実践できる職場です。 - 現在の課題はありますか？
- 担当しているDI室の機能をもっと充実させることです。
店舗のメンバーの色んなアイデアを活かしながら実現したいですね。 - 調剤業務で心がけていることは？
- 患者さまに「安心」「快適」に薬局で過ごしていただける現場づくりですね。
小さなことでも喜んでもらえると、この仕事は嬉しいんです(笑)。
『薬剤師だからこそ患者さまの悩みに手を差し伸べられる』
患者さまがお持ちのアレルギー成分を除いた調剤が、行く先々の薬局では出来ないと断られ、当店に相談されに来ました。少し言葉の壁はありましたが、時間をかけてお話をうかがいました。
翌日、アレルギー成分を含んでいないことを確認した上でお薬をお渡しした際にとても感謝いただいた事は、印象的な出来事でした。
患者さまの悩みに真摯に向き合える職場だからこそ、薬局として当たり前のことができ、感謝の言葉をいただけたのだと思います。
クラシスからの視点
医療人としての情熱を持てる薬局
薬剤師は「患者さまの命を預かる仕事」と森永様が仰られていました。会社の社是にあるように「信託」いただける薬局とは、患者さまが薬局を信頼して全てを任せていただくところに意義があるのだそうです。
「患者さまのため」を実践できる環境は、医療人としてあるべき姿を実現できる現場だと言えるでしょう。
社員一丸となってその姿を追い求めたい、そう思える方には長く活躍できる現場だと思います。
取材日：2013年7月24日