薬剤師として転職を考えているものの、どのような職場で働くべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。薬剤師は調剤薬局やドラッグストアが主な就職先ではありますが、ほかにも転職できるところがあるのです。
今回は、薬剤師におすすめの転職先を紹介します。転職先を見つける際のポイントも紹介しているので、これから転職活動を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
薬剤師が活躍できる!おすすめの転職先
薬剤師が活躍できるおすすめの転職先は、以下のとおりです。
・調剤薬局
・ドラッグストア
・病院
・製薬会社
・治験コーディネーター
・公務員薬剤師
それぞれの職種について詳しくチェックしてみましょう。
調剤薬局
調剤薬局は処方箋に応じて薬を調剤し、患者に薬の説明やアドバイスを行うのがメインの仕事です。
調剤薬局は薬剤師が不足している現場が多く、年間を通して求人が豊富にあります。そのため、薬剤師としての経験があれば即戦力として活躍することも可能でしょう。
ただし、調剤薬局は若手の採用をメインにしていることが多いため、ベテランの薬剤師は不利になる可能性があります。特に大手の調剤薬局に転職したいのであれば、30代までに行動するのがおすすめです。
ドラッグストア
ドラッグストアは調剤薬局と同様に、薬剤師が活躍する主な職場のひとつです。医薬品だけではなく、日用品や化粧品などの販売業務も行います。
ドラッグストアは調剤薬局と比較すると勤務時間が長かったり、土日の出勤もあったりするため、自身のライフスタイルを考慮して転職先を決めるのが良いでしょう。なお、大手のドラッグストアであれば、年収が高い傾向にある点も魅力のひとつです。
病院
病院の薬剤部や薬剤科に所属して、患者の治療に参加します。病院に転職すれば、臨床現場の最前線で勤務できるため、薬剤師としてのスキルアップも見込めるでしょう。
ただし、病院で勤務すると夜勤や当直といった不規則な働き方になったり、多職種とのコミュニケーションスキルが求められたりするため、しっかりと勤務条件などを調べたうえで転職するのがおすすめです。なお、病院によっては給与水準が低いこともあるため、併せて確認しておくと安心でしょう。
製薬会社
製薬会社に薬剤師として就職して、新薬の研究や開発に携わります。そのため、未経験だとハードルが高い転職先になりますが、やりがいを感じながら勤務できるメリットがあります。
ほかにも福利厚生が充実しており、かつ年収が高い傾向にあるため、安定して働けるのもポイントです。ただし、製薬会社への求人数は少なく、中途採用が極端に少ないのがデメリットといえます。
治験コーディネーター
治験コーディネーターとは、治験を行っている医療機関に所属し、調査や報告を行う仕事のことです。調剤や服薬指導といった薬剤師の業務とは異なり、書類作成や経過観察、被験者への説明といった業務がメインとなります。
医療スタッフや被験者と直接かかわる機会が多いほか、新薬開発に携われるといった点もあり、やりがいを感じやすいのが特徴です。
公務員薬剤師
公務員として薬剤師に従事する方法もあります。公務員薬剤師は、都道府県や地方自治体の公務員として薬剤師の仕事を行います。公務員薬剤師になるためには、公務員採用試験の合格が必須となりますが、役所や保健所、研究所など幅広い場所で勤務できるのが魅力です。
また、比較的収入が安定しており、福利厚生も充実しているのも嬉しいポイントです。
薬剤師が自分に合う転職先を見つけるポイント
薬剤師が自分に合う転職先を見つけるポイントは、以下の3つです。
・転職理由と目的をはっきりさせる
・求人情報は入念にチェックする
・転職先の環境や雰囲気も確認しておく
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
転職理由と目的をはっきりさせる
薬剤師が転職する場合は、転職理由と目的をはっきりさせておきましょう。転職したい理由や目的を明確にしておかなければ、自分に合った職場を見つけることが難しいです。
そのため、転職活動を行う際は、自分の将来の薬剤師像や外せない条件などを明確にしておき、それに見合う転職先を探す必要があります。
また、転職を行う場合は自身のキャリアプランも考えておくことで、転職先に何を求めるのか判断しやすくなります。
求人情報は入念にチェックする
薬剤師が転職する際は、求人情報を入念にチェックしておきましょう。自分の求める条件や要望に合うかどうか、しっかり見極める必要があります。
求人情報に掲載されている情報だけで判断できない場合はHPを確認したり、他のサイトに載っている求人情報と比較したりすることが重要です。特に、好条件ばかり掲載されている求人は、実際と異なるケースも考えられるため、注意しておきましょう。
転職先の環境や雰囲気も確認しておく
薬剤師が転職活動を行う際は、転職先の環境や雰囲気も確認しておきましょう。勤務条件が良くても、職場の雰囲気や環境が自分に合わないケースも考えられます。そのため、通勤の方法や職場の雰囲気、人間関係などもしっかりと確認しておくことが大切です。
確認方法としては実際の勤務場所に行ってみたり、顧客として利用してみたりし、口コミを確認することでも、実際の雰囲気を感じ取れるケースがあります。
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薬剤師が転職先を探す方法は、主に以下のとおりです。
・ハローワークを利用する
・企業のHPやSNSで見つける
・薬剤師専門の転職エージェントを利用する
それぞれの転職方法について詳しく解説します。
ハローワークを利用する
薬剤師が転職先を探す場合は、ハローワークを活用するのもひとつの方法です。ハローワークは地元の求人が多く掲載されているため、地元で働きたい人におすすめできます。
ただし、一般求人も取り扱っているため、薬剤師の求人は少ない傾向にあります。
企業のHPやSNSで見つける
薬剤師が転職を希望する場合は、企業のHPやSNSもチェックしましょう。転職したい企業や興味のある企業があれば、直接応募するのもひとつの方法です。企業の中にはハローワークを介さず、自社のHPやSNSで求人募集をしているところもあります。
また、採用情報を掲載していなくても問い合わせをしてみると取り合ってくれるケースもあるため、一度連絡してみるのがおすすめです。
薬剤師専門の転職エージェントを利用する
薬剤師が転職をするのであれば、薬剤師専門の転職エージェントの利用がおすすめです。薬剤師の転職に特化した転職エージェントには、いろんな職種の求人が集まっています。転職サポートの実績が豊富にあるところであれば、的確なアドバイスをもらうことも可能でしょう。
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まとめ
薬剤師におすすめの転職先は、調剤薬局やドラッグストア以外にも豊富にあります。そのため、「自分は今後どうなりたいのか」「将来どのような知識を身に付けたいのか」といったビジョンに合わせて選択するのがおすすめです。
また、転職する際は希望条件だけではなく、環境や雰囲気を確認しておきましょう。求人情報だけでは読み取れない部分も把握しておくことで、転職を成功に導きやすくなります。求人情報や企業に関する情報を入念にチェックして、希望に沿った転職先を見つけていきましょう。