企業訪問レポート有限会社富士薬局

有限会社富士薬局有限会社富士薬局

まっすぐな経営理念の実践 
「あなたのためにわたしがいる」

有限会社富士薬局

有限会社富士薬局

それは1軒の町の薬局からのスタートでした。

1985年、医薬分業の草創期に太田市で産声をあげ、千葉県、埼玉県、神奈川県、長野県に店舗を展開。
事業は調剤薬局だけではなく、在宅にも力を入れておられます。コミュニケーションの深さを学び、資格の職能以上に成長できる環境があります。
業務だけではなく、地域への取組み、人材の育成もそのテーマに沿って行われています。

本社所在地 群馬県太田市本町21-8 渋沢ビル1F
業種 調剤薬局
事業所運営エリア 群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、長野県
Interview

ホームページに富士薬局グループの特徴を感じたのは、「地域、かかりつけ薬局」を謳っていないところ。そうあることがスタンダードと考えていらっしゃるのでしょう。
相手の立場にたてる思いやりをもち、薬局事業を通じ関わる全ての方の支えになりたいという想いが、富士薬局グループのテーマとなっています。「あなたのためにわたしがいる」は、医療の現場に必要不可欠な意識。地域医療の根源とも言える、そのテーマを業務で実践されています。社員の全員が同じ方を向いて進んでいける、そんなテーマなのではないでしょうか。

本社からは、(株式会社フラント)代表取締役の石塚社長。現場にも立つ人事課長の臼井様に、インタビューをさせていただきました。

本社インタビュー

富士薬局グループ 株式会社フラント 代表取締役 石塚 様
富士薬局グループ 株式会社フラント
代表取締役 石塚 様

会社のテーマを大切に薬局を運営されています。ご自身も薬剤師として現場に立っておられましたので、社員の皆さんのよき相談役でもあります。

より良い医療を提供する薬局でありたい

富士薬局グループは群馬が発祥の調剤薬局グループです。
ドクターとよい関係性を築きながら出店しているので、新店舗のお話しは少し遠方になることもあります。患者さまに「いい医療」を提供できることが大前提で出店をしますので、もちろん出店をお断りしたこともあります。
医療機関と連携を取ることは、患者さまに来ていただく上で不可欠なことで、意向を汲みながら相談しあえる関係でないといけないと考えています。
現在では店長がしっかりと対応できる流れを作っていますので、お互いのレスポンスも早く、手を取り合いながら薬局業務に臨めています。

薬局機能を提供するステーション

薬剤師は薬のスペシャリストである他、ドクターよりも気軽に聞ける存在ですし、無料で相談できる存在です。患者さまに、本当に身近な存在なんです。
患者さまに、薬剤師や薬局の機能を知ってもらえるようになれば、より多くのニーズをひろって、さらに可能性は広がると考えています。
今後、そういう意識をもった薬剤師が、患者さまに必要とされるようになると思います。

安全な医療で支えます

業務を行う上で、患者さまには安全な医療を提供することが何よりも基本です。
5年ほどまえから、大小関わらず業務上起きたミスに対しての報告と共有を強化しました。インシデント・アクシデント関わらず、全て報告しあっています。
これは会社のテーマに沿った内容だと考えています。
実は、病院から転職してきた社員のアイデアから、この取組みを強化することになりました。
ミスの報告は、誰しも気持ちが重たいもので、できればしたくないという方もいると思います。
薬剤師は患者さまのために存在する以上は、大小関わらず事例を共有していかないとだめなんです。
現場がしっかりと共有できれば、間違いなく次につながります。現場でも効果は上がってきているので、ミスの防止にはちゃんと繋がっていますね。

アナログの強さ、デジタルの利点

先般の起こった震災のあと、物資もなく機材もなくインフラさえ整わない状況下で医療を行わなければいけませんでした。
患者さまの履歴が電子カルテともなると診療もままならず、現場は困難に直面していました。
そんな中でも、紙薬歴の効果は大きく、患者さまの処方せんの履歴から薬を服薬することができました。「物」として残っている、アナログの強さがありました。
逆に当然のことですが、安全面も考慮しながら機材のサポートも必要なところには導入をしています。
最新だから良いものだという考え方ではなく、適材適所を会社としては上手く選択していきたいと考えています。

富士薬局グループ 株式会社フラント 代表取締役 石塚 様

必要な場所へ必要なものを…手で行う作業だからといって、決して非効率というわけではありません。
必要な機材と判断すれば、導入を検討します。

たくさんの活躍の仕方が富士薬局にはあります

薬局は臨床の場でもあり、業務の中でたくさんの事例が生まれます。以前、大学と臨床面の合同研究を行っておりました。現在では、近隣の大学に合同研究の呼びかけをして、さらに薬局機能を高められる体制にしていきたいと考えております。
研修も自信を以ってお勧めできると思います。ドクターを招いた講習や、ディスカッション型の研修を行い、薬剤師の知識を深め、さらにそれをアウトプットできるように育成したいと考えております。
学術大会にも参加させていただいておりますので、興味のある方にはぜひ発表する機会をもってもらいたいですね。

採用した社員も不安を持っていることはあります。業務に慣れれるだろうか、新しい環境に馴染めるだろうか…。
以前、ブランクの長い方が入職された時のことで、階によって業務が違う店舗へ配属となりました。一階は投薬、上階で調剤。調剤はすぐに慣れていただきましたが、投薬の場面ではかなり不安を持っていました。
現場でしっかりフォローアップをし、私も店舗にうかがってお仕事の状況を色々聞きながら、店舗だけじゃなく会社全体でフォローをしていきました。本人もわりと早い段階で投薬に慣れたきた様子で、現在も力を発揮してもらっている欠かせない社員の一人となりました。
会社のテーマは、患者さまだけではなく、社員同士にも持ち続けてほしい想いです。
社員が働きやすいように、社員同士がチームワークをもって仕事にあたれるように、それが患者さまに対してよい仕事を行えることにつながります。
社員ひとり一人の働く背景は違いますから、会社は常に社員のことを考えて制度を整えたり、サポートしております。

富士薬局グループ 株式会社フラント 代表取締役 石塚 様

会社も社員の人柄にささえられ、安心して薬局経営ができているのだと石塚様。社員ひとり一人の人柄は当社の自慢ですとおっしゃっておられました。

キャリアプランのひとつ「ラウンドリーダー」

通常、マネジメントの方向にキャリアパスしていくほか、各店舗のシフトに入っていただき、幅広い科目に対応してもらう「ラウンダー」があります。特に現場志向の強い薬剤師さんには面白い業務で、たくさんの医療機関からたくさんの科目を学び、処方意図を理解して、現場でさらに活躍いただける業務です。
それぞれ、ご本人の希望に合わせてキャリアパスを用意していきたいと考えております

Message

『自分の成長と会社の成長を目にしながら働ける環境』

調剤での転職は、色んな職業の中でもたくさんの候補が見つかります。ただ、すぐに見つかるのが良いかといえば、そうとも言えないのが実情です。
当社では、様々な処方に触れることができます。調剤と言う業務の中では、一番といっていいほど成長を臨める環境だと思います。
お子様から年配の方までといった年齢層のケース、性別でのケース、科目のケース、医療機関の処方意図のケース、複合すれば数え切れないほどのケースを経験できます。

現場インタビュー

「あなたのためにわたしがいる」 人事としての視点

現在、人事に所属しながら、店舗での手伝いに回ったりしています。採用だけではなく、現在就業している社員が「どうすれば満足して業務にあたれるか」を考える日々です。
皆の要望をうかがいながら、待遇面や業務の課題を一つずつクリアできるようにしています。
ただ、一人の意見を尊重し、他の社員に負担をかけては意味がありませんので、要望等を調整することも考慮しております。
社員になるべく負荷をかけず、働きやすい環境を求めることは容易ではありませんが、やりがいある仕事だと感じています。

富士薬局グループ 人事課長 臼井 様
富士薬局グループ 人事課長 臼井 様

入社7年目。現場、新店舗立ち上げなどに従事。数々の現場経験を経て、人事のセクションでご活躍中!!

研究者から調剤薬局へ…

学科を卒業し大学院へ進み、一研究者として過ごしてきました。研究テーマは内臓器官の遺伝子メカニズムなどに携わっていました。
研究は、未来の医療に実を結びますが、その時感じていたのは自分が持っている知識をこの世界で活かしてみたいということでした。今思い返しても臨床に携わりたい、という気持ちは強かったですね。
調剤薬局では、もちろん現場業務からスタートです。大学の研究室との違いは、コミュニケーションのあり方にギャップがあった点ですね。研究者としての立場と、臨床としての立場では、コミュニケーションの広さは全く違うと実感していました。それは、臨床に携わる者として大いに収穫がありました。
色んな現場を経験させていただき、入社2~3年後には新店舗の出店に携わらせていただきました。管理する立場の仕事では、薬局と言う小さなユニットをどう運営するかにフォーカスして業務に携わりました。スタッフのキャラは一人ずつ違うので、長所をうまくかみ合わせられるよう心がけていました。

現場からの声をいつでも待っています!!

現場からの声を聞くことは非常に大切で、意見が上がってくると嬉しいですね。これから在宅をするという店舗で、薬の飲みやすさを検討してみたり、個人がもっている業務ノウハウを話し合いの中から最適なものを選んでいく、ということをしました。これは現場でやりやすい方法を考えてみた時に、現場が自然と行ったことでもあったんです。
患者さまを不安にさせない、大切にしたいという気持ちが根本になければ、違う意見を持っていても最適化していくことはできると考えています。

富士薬局大島店 内観

富士薬局大島店 内観
普段の業務の中から、貴重なアイデアが出てきます!!

みんなで同じ方向に進んでいく大切さ

他の会社も同じ事がいえるでしょうけれども、会社として理念やテーマを持つということは、役職や職種に関わらず、全員が同じ方を向いていないといけません。ひとり一人、社員にもカラーがあるので、考え方を共有させることには難しさを感じることがあります。そんな時こそ、なるべく多くの社員と顔を合わせるようにしています。
定期的に各店舗にメールの広報をさせてもらっています。ちょっとしたニュース、成功事例、医学ニュースなど、店舗の共有化をはかりながら、全社を目標に少しずつ共有できる範囲を広げております。

Message

『臼井課長の富士薬局グループ自慢!!』

私が感じる会社の特徴は、皆で力を合わせて店舗をつくり、業務に携わっているところです。職種や社歴に垣根を感じることはありません。急にお休みを取りたいということでも、誰かが対応しております。
休みやすさにも繋がるところですが、協力体制は強い結びつきがあると感じられます。
人事としても嬉しいですね。
あとは、レールが敷かれていないというところでしょうか。生活の背景や、キャリアプランを会社が一緒になって考えます。これは、会社が大切にしているテーマでもあるので、今後もブレることはありません。
採用に関しても、コミュニケーションが苦手な方もいらっしゃいましたが、協力し合える気持ちがあれば、安心して当社でスタートを切れると思います。
全員が参加しながら、店舗にも患者さまにも良いものを提供できる体制を今後も作っていきたいと考えております。

クラシスからの視点

クラシスからの視点

生活の背景を考えて、柔軟に採用を考える。

転職活動の中、例えば書類選考の段階で、希望条件が合致せず選考不通過ということも少なくありません。
富士薬局グループへ薬剤師さんを打診させていただく中、すぐさまお断りされるというケースは今までありません。まずは「希望条件に合うかどうか」を現場で確認いただいているのです。
「午前中のみの扶養範囲内で働きたい」という希望があったとします。通常、「今午前中は埋まっていて、午後が必要なんです」と採用枠から採用を考える薬局が大多数の中、いつも柔軟に対応していただいているのです。以前社長とお話させていただいた際に、「希望にあった働き方を提供してあげたい」とお伝えいただきました。
ここにも、会社のテーマである「あなたのためにわたしがいる」という考え方がありました。

まだご縁があるかどうか分からない状況。「求職者さんの働きやすい状況を作れるように配慮する」ことは、見た目以上に遥かに難しいのです。既存社員の就業環境が変わることだってあります。
一方の意見を取り入れたがため、一方の主張が通らないこともある中、調整を行っていただいるようです。この調整をできる限りしていただける優しさが、富士薬局グループの特徴の一つだと思います。
採用段階から働き方を考えてくれる会社は、数多くありません。会社全体で協力し合あって支えあえる環境が、ここにあります。

取材日:2013年2月19日

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