薬剤師の雇用形態別でみる働き方紹介予定派遣ではたらく
正社員・パートなどのご就業を前提に、まず派遣社員として一定期間就業するワークスタイルです。派遣期間中に仕事内容や職場の雰囲気など自分にマッチした職場かを確認できるのが魅力です。
紹介予定派遣ならではの
「お試し勤務」が可能。
「知りたい」を働きながら確認できます!
どんなに情報収集をしても、自分に合う職場かどうか実際に働いてみないと分からないのが転職の不安なところ。紹介予定派遣なら、「職場の雰囲気」「実際の業務内容」「一緒に働くスタッフとの人間関係」などを派遣期間中に確認できるので、より自分にマッチした職場に出会うことが可能です。
また、病院・クリニックなどの医療機関では一般派遣での就業は禁止されていますが、紹介予定派遣の場合、将来的に正社員・パートでの就業を前提としているため、医療機関での勤務も可能になります。
1. 紹介予定派遣の特徴
紹介予定派遣の場合、事前に就業先との契約で定めた期間を派遣スタッフとして勤務し、契約期間満了時に求職者・就業先がともに合意することで直接雇用へと切り替わります。そのため、派遣期間中は派遣会社との雇用契約となり、給与の支払いや福利厚生・保険加入なども派遣会社の規定が適用されます。
また、病院・クリニックなど、一般派遣での就業が原則禁止されている医療機関においても、紹介予定派遣であれば直接雇用を前提としているため、問題なく就業することができます。
- 紹介予定派遣ではたらくメリット
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- ・派遣で勤務している間に、職場の雰囲気や人間関係、実際の仕事内容を把握できる
- ・実際に働いてから判断できるので、より自分にマッチした職場に出会える
- ・実力や働きぶりを存分に発揮できる機会がある
- ・直接雇用を前提としているため、実務未経験・ブランクがあっても就業可能なケースがある
2. 紹介予定派遣時の派遣期間について
紹介予定派遣の派遣期間は、派遣先により異なりますが、一般的に3ヶ月〜最長で6ヶ月と定められています。
また、通常の転職であれば「試用期間」を設けられることがありますが、紹介予定派遣の場合、派遣での就業期間が試用期間とみなされるため、直接雇用後に改めて試用期間を設けられることはありません。
一般的な転職
紹介予定派遣
3. 派遣期間中の給与や福利厚生について
派遣期間中は派遣会社から給与が支払われ、福利厚生は派遣会社のものを利用できます。
就業中の悩みや相談、就業先とのトラブルについても派遣会社のコーディネーターが仲介し、問題解決に向けたフォローや職場との調整を行っていきます。
派遣期間が終了し、直接雇用へと切り替わる段階においても、就業条件の交渉・調整などをコーディネーターが仲介することが多いため、なるべく有利な条件で就業できるようコーディネーターに調整してもらうことが可能になります。
4. 紹介予定派遣の注意点
直接雇用を前提にしているため、派遣就業前の「履歴書の提示」や「面接」が認められています。
また、双方の合意を得られた場合にのみ、派遣先企業と直接雇用での就業が決定するため、必ずしも正社員・パートへの切り替えができるというものではありません。派遣期間中は薬剤師が入社を見極める期間であるとともに、派遣先も薬剤師の「仕事に対する姿勢」「人柄」などに注目しています。
通常の転職では面接時など限られた時間でしか自己アピールをすることができませんが、派遣期間はしっかり自己アピールできるチャンスでもあります。
常に見られていることを忘れず、自身のスキルや働きぶりをしっかりアピールしていくことが重要になります。