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2019年04月08日

違反者には罰則も!2020年全面施行の「受動喫煙対策法」

違反者には罰則も!2020年全面施行の「受動喫煙対策法」

受動喫煙に関しては以前からマナーの問題として論じられてきましたが、2020年4月に受動喫煙禁止法が施行されることでルールへと変化します。望まない煙の吸引を防ぐという趣旨で作られた同法について、具体的な規制内容や罰則などを見ていきましょう。

発がん性だけじゃない、高血圧リスクにも影響?

受動喫煙による健康被害と言えば、肺がんを中心としたがんになるリスクの増加を最初に思い浮べる人が多いでしょう。しかし健康被害はそれだけではありません。名古屋大学を中心とした日本多施設共同コホート研究(J-MICC Study)は、受動喫煙は高血圧のリスクにもつながることを指摘しています。非喫煙者3万人を対象に行った調査では、1日に1時間たばこの煙にさらされる時間が増加すると、高血圧リスクが1.03倍上昇するという結果になりました。
また、米国では25歳前後の非喫煙者に対して受動喫煙対策(バー、レストラン、職場での禁煙)を行っている地域とそうでない地域での比較調査が行われたことがあります。その結果、対策地域では上の血圧が平均で1.14~1.52mmHg低いことがわかりました。

屋内公共施設の禁煙義務化へ

2020年の全面施行へ向けて、今年の夏ごろから学校や病院などでは屋内は全面禁煙となる予定です。飲食店の原則禁煙は2020年4月からですが、「客席面積が100平方メートル以下」かつ「個人経営か資本金5,000万円以下の中小企業が営む」の2条件を満たす既存店は例外とされています。加熱式たばこも規制対象とされつつ、健康への影響が明らかでないため専用のスペースでの喫煙は認められるとのこと。
禁止場所に指定された場所で喫煙した個人には30万円以下の罰金、喫煙器具や設備を用意した施設管理者には50万円以下の罰金が科せられるなど、具体的な罰則も定められています。厚生労働省によれば、WHO基準での喫煙規制ランクが4段階の一番下とされている日本は、この法改正によって1つランクアップするとのこと。屋内全面禁煙とする国が多いなか、わが国はようやく1歩進むことができた段階ということになります。
今回の法整備は2020年のオリンピック開催に向けてのものでもあり、開催地である東京都は条例で更に厳しい制限を設けるとしています。小中高校や保育所、幼稚園について、屋内だけでなく屋外の喫煙室設置も認めない敷地内禁煙に、飲食店は敷地面積に関係なく規制対象となる予定です。喫煙者にとっては厳しい規制になりますが、禁煙に踏み切るいい機会になるかもしれません。


 

【参考資料】
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2018/009654.php
https://diamond.jp/articles/-/190830
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000189195.html

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