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2018年09月11日

健康知識がある女性は仕事もできる!身に付けようヘルスリテラシー

健康知識がある女性は仕事もできる!身に付けようヘルスリテラシー

 女性の健康に関する知識が、仕事の結果に影響する?そんな調査結果が明らかになりました。日本医療政策機構(HGPI)がまとめた「働く女性の健康増進に関する調査2018」によれば、ヘルスリテラシーと仕事のパフォーマンスの高さには関連性が見られるとのことです。仕事への影響だけでなく、妊娠の機会や女性特有の症状への対応などにも関わってくる働く女性のヘルスリテラシー。身に付いている人とそうでない人、どんな違いがあるのでしょう?

2000人のワーキングウーマン調査

 この調査での女性に関するヘルスリテラシーの定義は「健康を促進し維持するため、必要な情報にアクセスし、理解し、活用していくための能力」とされています。対象は18歳~49歳のフルタイムで働く女性2000人。ヘルスリテラシーが高い群、低い群に分類しさまざまな比較を行いました。
 全体を見ると、「月経周期や更年期症状など、女性特有の心身の変化が仕事のパフォーマンスに全く影響しない」とした女性はたったの6%。ほとんどの女性が「仕事に良くない影響がある」と感じており、パフォーマンスが半分以下になるとした人が約半数を占めています。一方、ヘルスリテラシーが高い女性は、こうした症状によるダメージが少ないということがわかりました。
 月経に関する異常を経験した女性は全体の約半数。そのうち、「何も対処していない」と回答した人が44.6%でした。ヘルスリテラシーの高低群の行動には、医療機関の受診や服薬などの対応をした人の割合に2.8倍の差が見られます。更年期症状に関する質問にも同じ傾向があり、がん検診の受診率や健康アプリの利用など、ヘルスリテラシーの高さが女性の健康行動と大きく関連していることが明らかになっています。

「望んだ時期に妊娠」が1.9倍

 フルタイムで働く女性にとって、妊娠や出産の時期は大きな問題です。ヘルスリテラシーが高い人は、低い人に比べ「望んだ時期に妊娠した」との回答が約1.9倍。望んだ時期の妊娠ができなかった場合、不妊治療をした割合は約1.8倍にのぼりました。ヘルスリテラシー尺度の4因子(健康情報の選択と実践、月経ヘルスケア、身体に関する知識、パートナーとの性相談)のうちパートナーとの関係性項目と最も関連が見られます。
 女性の健康に関する情報収集の方法ではインターネットが最も多く利用されています。必ずしも正しいとは限らないネット情報の中から、「適切な情報を取捨選択できる力」を持っていることが重要になりそうです。「学校教育のなかで、もっと詳しく聞いておきたかった」内容で多かったのが以下の2つ。いずれも40%以上の女性があげています。
・女性に多い病気の仕組みや予防・健診・治療の方法
・どのような症状のときに医療機関に行くべきか

 多くの女性が、正しい情報を選び取る基礎的な力を高める必要がありそうです。今後、学校教育や企業の研修などで重点的に扱うべきなのではないでしょうか。
 ヘルスリテラシーを高めることは、生涯を通じて生活の質を維持・向上することにつながります。働く女性が、自分の身体に関する情報収集やケアをする姿勢を持つことで、仕事のパフォーマンスに良い影響があるなら一石二鳥!忙しいとつい後回しになりがちな自分ケア、きちんと取り組むことがワーキングウーマンの「たしなみ」なのかもしれません。


 

【参考資料】日本医療政策機構
https://hgpi.org/research/809.html
 

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