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2019年02月04日

NEW 「健康寿命を延ばしたい」日本ヘルスケア協会の取り組み

「健康寿命を延ばしたい」日本ヘルスケア協会の取り組み

2017年度の日本における平均寿命データは女性が87.26歳、男性が81.09歳。わが国は世界有数の長寿国であると言えますが、一方で平均寿命と健康寿命の差が大きいことが問題視されています。2018年9月に開催された第2回日本ヘルスケア学会年次大会および日本ヘルスケア協会(JAHI)活動発表会でも、健康寿命の延伸がメインテーマとして掲げられました。

日本ヘルスケア協会の来歴

日本ヘルスケア協会は、2015年にヘルスケア産業の業界団体として設立されました。国の政策として掲げられた「国民の健康寿命延伸」の実現を目的とし、ヘルスケア産業の振興や健康寿命延伸産業の育成に取り組んでいます。
現在の協会内部には、ヘルスケア領域の産業的課題を明確にした上で改善方法を探る日本ヘルスケア産業協議会に属する18部会と、その活動に科学的なエビデンスを提供する日本ヘルスケア学会の10研究会があります。2018年に開かれた大会では、それぞれの部会、研究会が活動成果を発表し共有しました。

健康寿命を延ばすための多彩なアプローチ

発表されたさまざまなテーマの一部をご紹介しましょう。医療用薬品から一般用での販売が可能になったスイッチOTCや、ヘルスケア職能に関する研究会のほか、介護食品の選択に寄与するスマイルケア食、AED機器推進、ペットの共生によるヘルスケアなどの各部会が取り組みを発表。多方面から健康寿命延伸へのアプローチが行われており、その進捗が確認されました。
日本整形外科学会が主導しているロコモティブシンドローム、通称ロコモの啓発活動も、健康寿命延伸を目指す活動のひとつです。ロコモとは運動器症候群を指す言葉で、運動器の障害によって要介護になるリスクの高い状態になることをいいます。同学会は07年にロコモの概念を提唱してから治療、予防の重要性も併せて発信してきました。その結果、最新の認知度調査では全体で48.1%、70歳以上女性では76.4%と着実に浸透しつつあることがわかっています。
超高齢化社会や人口減少に中々歯止めがかからない中、増え続ける社会保障費への対処は国にとって大きな課題になっています。健康寿命を延ばし、理想的な「歳をとっても医者いらず介護いらず」を実現できる社会を目指すことは、医療費や社会保障費問題を解決する手段のひとつになるのではないでしょうか。寿命が延びても寝たきりではつまらないですよね。人生を楽しむためには、健康であることがとても重要です。健康寿命延伸に向けた日本ヘルスケア協会のさらなる取り組みが期待されます。


参考資料:薬事日報

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