【地域/職場】薬剤師の時給は?パートで時給アップをかなえる方法

【地域/職場】薬剤師の時給は?パートで時給アップをかなえる方法

【地域/職場】薬剤師の時給は?パートで時給アップをかなえる方法

「今より高い時給でパート薬剤師として働きたい」
「どうすればもっと時給が高い薬剤師の求人を見つけられるの?」

できるだけ高い時給で働きたいと思うのはごく自然なことです。フルタイム勤務の場合だと、時給が100円違うだけでも年間にすると20万円近くも収入に差が出てきます。

パート薬剤師の時給は、いったいどうすれば上げられるのでしょうか。今回は時給を上げるために狙うべきエリアや職場、時給アップの方法について紹介します。

薬剤師の時給が高いエリアは?

厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、薬剤師の時給は全国平均で2,414円です。

出典:「令和3年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)

さらに、都道府県別に時給を見ると、一部の地域で時給が高い傾向にあることがわかります。同調査では都道府県ごとの時給は公表されていないため、ここでは求人サイトに掲載されていた平均時給をもとに、時給が高いエリアと低いエリアについて紹介します。

交通の便が良くない地方は時給が高い傾向にある

時給が高いエリアとして、以下の県がトップに挙げられます。

青森県2,005円
秋田県2,005円
鳥取県2,004円
鹿児島県2,000円
長野県1,999円
島根県1,998円
沖縄県1,998円

都市部に比べて、地方では薬剤師の時給が高い傾向にあります。これは、都市部よりも地方で薬剤師が不足している傾向にあるためです。

厚生労働省の「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、沖縄県や福井県、青森県などでは薬剤師数が全国平均を大きく下回っていることがわかります。

出典:「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」(厚生労働省)

薬剤師数の不足のほかに、交通の便が悪いことも時給が上がる要因のひとつです。通勤がしづらいところは薬剤師が集まりにくいため、雇用する側は時給を上げて薬剤師を確保しようとします。

駅やバス停から離れていたり、車が必須だったりする職場は時給が高く設定されていることが多いです。

派遣薬剤師の場合も同様に、通勤しづらい場所は時給が高い傾向にあります。

人口の多い都市は時給が低い傾向に

千葉県1,788円
兵庫県1,793円
埼玉県1,794円
京都府1,795円
北海道1,800円
東京都1,801円

人口が多い地域では、薬剤師の母数も多く、応募がすぐに集まるため時給は低い傾向にあります。時給アップを目指すのなら、人口の多い都市部は避けるべきでしょう。

【職場ランキング】薬剤師の時給が高い職場は?

薬剤師の時給は地域や人口だけでなく、職種によっても左右されます。エリアや店舗によって時給が変わることもありますが、ここでは一般的な傾向について見ていきましょう。

ランキング1位 ドラッグストア

ドラッグストアは調剤薬局や病院と比べると時給が高い傾向にあります。時給2,000円〜2,600円程度の求人情報ならすぐに見つかるはずです。

土日や祝日、深夜は人手不足になりやすいことから、通常の時給プラス100円などと、昼間より時給を高く設定している店舗もあります。そのため、平日の昼間よりも土日や祝日、深夜を狙うと時給が高い求人を見つけやすいでしょう。

店舗によっては時給3,000円で募集していることもあるので、ドラッグストアはかなり狙い目です。夜22時から5時までは深夜手当で時給が25%アップするので、深夜帯を狙うのもよいでしょう。

ランキング2位 調剤薬局

調剤薬局では、平均して2,000〜2,500円程度の時給が期待できます。多くの求人は2,000円程度となっていますが、さらに高時給を目指したい人は地方や交通の便が悪いところを狙ってみましょう。時給2,500円程度の求人も見つかりやすいです。

ただし、なかには2,000円を下回る求人もあるので注意しましょう。調剤薬局は店舗によって時給差が大きく、すべての求人で2,000円以上を目指せるわけではありません。

調剤薬局でより高時給を目指したい場合は、夜間も営業している店舗を狙うのがおすすめです。夕方以降はシフトに入ってくれる薬剤師が減ることもあり、もともと時給を高く設定していることがあります。

さらに深夜手当も加わるため、高い時給になることがほとんどです。夜間救急を受け付けている病院の門前薬局を狙うと、時給が高くなるケースが多く見受けられます。

ランキング3位 病院

時給は1,800〜2,200円程度が相場で、2,000円を下回ることもあります。とはいえ、病院は臨床経験を積みながら患者と接し、コミュニケーション力を活かせる点で、薬剤師に人気の職場です。

病院の求人情報は、調剤薬局と比べて数が多くないので探すのも困難です。薬剤師としての経験は積めますが、時給を軸にする場合はおすすめできません。

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パート薬剤師で時給アップを目指す方法

パートで時給を上げるためには、次の3つの点を意識することが大切です。

・より時給の高い職場へ転職する
・人手不足の時間帯を狙う
・医療系の資格を取得する

ここでは、詳しく解説します。

より時給の高い職場へ転職する

現在の職場での時給アップは、時給を上げてもらえるだけの成果を出していれば多少は考慮してもらえるかもしれませんが、希望は薄いでしょう。

自分に合った職場で働きつつ、時給アップを実現したい人は、薬剤師専門の転職エージェント「ヤクジョブ」にご相談ください。

ヤクジョブでは専任のコーディネーターがつき、丁寧なヒアリングを強みとしております。転職で叶えたいライフスタイルや希望条件を踏まえて、最適な求人情報を紹介します。

転職時においてなかなか言いづらい給与交渉もコーディネーターが代行するため、給料アップの可能性も高くなります。

人手不足の時間帯にシフトを入れる

社員やパートが帰宅して人手不足になる17時以降は狙い目です。人手不足を補おうと、多くの職場は通常よりも時給を高く設定しています。昼間より100円ほど時給に差が出ることもあるので、夕方以降でも働ける人は人手不足になりやすい時間帯を狙いましょう。

とくに夜間は働き手が少なく、時給が高く設定されているケースが多く見られます。時給3,000円以上 も目指せるでしょう。時間帯を絞り、時給アップを目指しましょう。

医療系資格を取得して条件交渉する

時給を上げてもらうために、資格を取得するのもひとつの手段です。研修認定薬剤師などはおすすめです。研修認定薬剤師は、かかりつけ薬剤師になるために必要な資格です。

かかりつけ薬剤師になると「かかりつけ薬剤師指導料」や「かかりつけ薬剤師包括管理料」を算定できるようになります。薬局の売上アップに貢献できるため、時給を上げてもらえる可能性があります。資格があれば時給アップの交渉もしやすくなるので、ぜひ取得しておきましょう。

「◯◯の資格があり、薬局の売り上げにも貢献しているため、時給を上げることは可能でしょうか」といったように、時給を上げるほどの明確な根拠を付け加えると、交渉が成功しやすくなります。

まとめ

薬剤師のパートで時給を上げるためには、次の方法を考えましょう。

・薬剤師が不足している地域を狙う
・時給が高い職場に転職する
・人手不足の時間帯に働く
・資格を取得する

今働いている職場で何もせず時給を上げてもらうのは困難です。転職したり人手不足の時間帯で働いたりと工夫をしてみましょう。時給を上げるのに手っ取り早い方法は転職です。今よりも高待遇の条件で働きたい人は、ぜひ「ヤクジョブ」に登録し、転職活動を始めてみましょう。

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