日本化薬は3月30日、富士薬品の注射剤製造を行う富山第二工場(富山県富山市)を取得すると発表した。成長戦略である抗癌剤、バイオシミラーの事業強化の一環で、生産能力の拡充を図る。日本化薬によると、他社の製造中止した製品の代替供給需要も高まっており、需要を見極めながら新たな工場取得も検討していく。
取得は10月1日を予定している。取得額は非開示。日本化薬によると、同社の注射剤のシェアが高く、シナジーを見込む。取得後に工場内設備の追加などの設備投資も検討する。そのため、生産能力がどの程度増強されるかは開示していない。
富士薬品のホームページによると、富山第二工場は、液剤や凍結乾燥製剤など多様な注射剤の開発と製造に対応する無菌製剤専用工場。国内外のGMP基準に適合した製造環境を整えている。
富士薬品は、工場売却について「ドラッグストア事業の持続的な成長への投資配分の観点で選択と集中を検討した結果」だと説明している。
2026.04.03
