管理薬剤師専従の徹底促す‐コクミン不適切事案受け/日本保険薬局協会

 日本保険薬局協会(NPhA)は9日、会員企業であるドラッグストアチェーン「コクミン」が運営する薬局で管理薬剤師が所定の薬局以外で業務を行うなど不適切な兼務が行われていた事案が公表されたことを受け、会員企業に対して管理薬剤師の専従義務が適切に守られているかや、現場の負担や人員状況が法令遵守上のリスクとなっていないかを再確認するよう注意喚起した。

 三木田慎也会長は12日の定例会見で、「当該企業から協会への正式な報告はまだ受けていないが、親会社から一報はあり、現在内容の調査を進めているとのことだ。報告を受けた上で、協会としての対応を検討していきたい」と述べた。

 会員企業向けの注意喚起では、「公表された内容に鑑みれば、薬剤師の職能と調剤の安全性を根底から揺るがしかねない重大な事案である。今回の報道が業界全体のイメージに波及し、皆様のこれまでの取り組みが色眼鏡で見られる事態を招くことは誠に遺憾であり、強く懸念する」と警鐘を鳴らした。

 その上で、「運営する全ての薬局で管理薬剤師が適切に配置されているか、改めて点検を実施すること」「現場の負担や人員状況が法令遵守のリスクとなっていないかについて、各社のガバナンス体制のもとで改めて目配りすると共に、医療従事者としての社会的責任を全うする運営体制を堅持すること」の2点について再確認を求めた。

 三木田氏は「現場の負担や人員状況が法令遵守のリスクになっていないかというチェック項目を設け、確認していただきたい。
薬局数が多くなると目配りが行き届きにくくなる面もあるかもしれないが、現場任せにするのではなく、会社としてのガバナンス体制の下で改めて目配りをしてほしい」と強調した。

2026.03.16