改定時加算13成分24品目‐プレバイミス20%引き上げ/厚生労働省

 厚生労働省は16日の中央社会保険医療協議会総会で、2026年度薬価改定時に加算が適用される13成分24品目を報告した。内訳は内用薬6成分13品目、注射薬7成分11品目。26年度薬価制度改革で新設される、薬価収載後に新たに国内診療ガイドラインで標準治療となった品目に対する加算は、アステラス製薬の抗癌剤「ビロイ点滴静注」(一般名:ゾルベツキシマブ)に加算率5%が適用される。

 CLDN18.2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃癌を効能・効果とする「ビロイ点滴静注用100mg、同点滴静注用300mg」(ゾルベツキシマブ、アステラス製薬)については、薬価収載時に国内外の診療ガイドラインに同剤に関する記載がなかったものの、臨床試験成績により胃癌治療ガイドラインに標準的治療法として記載されたため、国内の標準的治療法となった既収載品に関する加算5%を適用する。

 小児適応の効能追加等により、「プレバイミス点滴静注240mg」(レテルモビル、MSD)は同種造血幹細胞移植・臓器移植におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制を対象となる効能・効果として20%、「ウプトラビ錠0.2mg、同錠0.4mg」(セレキシパグ、日本新薬)は肺動脈性肺高血圧症を対象となる効能・効果として、プレバイミス錠250mg(レテルモビル、MSD)は同種造血幹細胞移植・臓器移植におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制を対象となる効能・効果としてそれぞれ15%、「リアルダ錠1200mg」(メサラジン、持田製薬)は潰瘍性大腸炎(重症を除く)を対象となる効能・効果として10%、「マグミット錠200mg、同錠250mg、同錠330mg、同錠500mg、同細粒83%」(酸化マグネシウム、マグミット製薬)は便秘症を対象となる効能・効果として5%の加算率が適用される。

 希少疾病の効能追加に関する加算として、「ファビハルタカプセル200mg」(イプタコパン塩酸塩水和物、ノバルティスファーマ)はC3腎症を対象となる効能・効果として、「バビースモ硝子体内注射液120mg/mL、硝子体内注射用キット120mg/mL」(ファリシマブ、中外製薬)は脈絡膜新生血管を伴う網膜色素線条を対象となる効能・効果として、それぞれ15%、「ヒフデュラ配合皮下注」(エフガルチギモドアルファ/ボルヒアルロニダーゼアルファ)は慢性炎症性脱髄性多発根神経炎を対象となる効能・効果として、10%の加算率を適用する。

 真の臨床的有用性の検証に関する加算として、「リベルサス錠3mg、同錠7mg、同錠14mg」(セマグルチド、ノボノルディスクファーマ)は2型糖尿病を対象となる効能・効果として、「イムデトラ点滴静注用1mg、同点滴静注用10mg」(タルラタマブ、アムジェン):は癌化学療法後に増悪した小細胞肺癌を対象となる効能・効果として、各5%の加算率が適用される。

 迅速導入による効能追加に関する加算として、「アムヴトラ皮下注25mgシリンジ」(ブトリシランナトリウム、アルナイラムジャパン)はトランスサイレチン型アミロイドーシス(野生型・変異型)を対象となる効能・効果として、「イミフィンジ点滴静注120mg、同点滴静注500mg」(デュルバルマブ、アストラゼネカ)は限局型小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法を対象となる効能・効果として、それぞれ5%の加算率が適用される。

2026.01.21