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08.07.02

【薬剤師関連ニュース】報告書まとめる−出題数は大幅増の345問
薬剤師国家試験出題制度検討会 (薬事日報 2008年7月2日)

【合格基準「65%」を踏襲】


 「薬剤師国家試験出題制度検討会」は6月30日、薬学教育6年制に対応した新しい国家試験制度の報告書をまとめた。報告書では、出題区分を、必須問題、一般問題(薬学理論問題、薬学実践問題)に分類するほか、現行240問の出題数を345問と大幅に増やすこと、合格基準は原則65%を踏襲し、各試験区分ごとに水準を設けることなどを盛り込んだ。 
 


【科目は「必須」「一般」に大別】 
 
 同検討会では、2012年に6年制薬学教育の卒業生に対する国家試験受験が始まることを受け、出題基準の策定など、医療人として薬剤師に求められる知識・技能・態度などの資質を確認する国試のあり方を、約1年かけて議論してきた。 
 
 新たな出題基準では、現行の出題基準の体系を参考にし、「薬学教育モデル・コアカリキュラム」「実務実習モデル・コアカリキュラム」の項目・ユニットの全てを含め、「大項目」「中項目」「小項目」および「小項目の例示」に整理することが適当とした。 
 
 また、これまで出題基準は、5年をメドに見直しを行ってきたが、学術の進歩、薬剤師業務の変化がこれまで以上に急速になることを考慮し、見直し期間を4年程度に短縮する。 


 出題区分については、新たな薬剤師国家試験は科目別に試験を行うのではなく、医療人として最低限必要な資質を確認する問題と、直面する一般的課題を解釈・解決する資質を確認する問題に分けることが適当と判断。 


 そのため、「基礎薬学」「医療薬学」「衛生薬学」「薬事関係法規及び薬事関係制度」の四つの出題科目を再構成し、基礎知識を問う「必須問題」と「一般問題」に大別。「一般問題」については、薬剤師に必要な知識を中心に薬学の理論に関する資質を確認する「薬学実践問題」、医療の実務で直面する問題を解決するために必要な基礎力や実践力を確認する「薬学理論問題」で構成することとした。 
 
 出題数については、教育年限の延長に伴う薬剤師への社会的要請の高まりや、薬学教育の充実などの情勢を踏まえ、現行240問の問題数を大幅に増やし、345問とする。出題数は、「必須問題」(90問)、「一般問題・薬学理論問題」(105問)、「同・薬学実践問題」(150問)とした。 
 
 「必須問題」では、現行制度の科目のうち、医療薬学関連の領域から、従来の2分の1程度の問題数(60問)を確保する。他の科目からは4分の1程度(各科目10問、3科目の合計30問)を確保する。 
 
 「一般問題・薬学理論問題」は、実務に関する領域以外で構成する。医療薬学に関連する部分から45問を確保し、他の3科目については各科目20問の3科目合計で60問を確保する。 
 
 「同・薬学実践問題」は、実務に関する領域から30問を確保すると共に、実務に即した医療薬学系の組み合わせ問題として60問、さらに医療薬学関連の領域以外の3科目と実務に関する領域とを組み合わせた複合問題として、60問を確保することにした。 
 
 委員からは、問題数が大幅に増加したことを受け「2日間の試験日程で収まるのか」などと危惧する意見も出たが、問題作成に当たって1問当たりの解答時間を考慮するなどし、現行2日間の日程を維持することとなった。 


 また、合格基準については、各領域で一定水準以上の能力を求めるため、全ての問題への配点の65%を基本とすると共に、各出題区分ごとの水準も設け、35%以上とすることになった。 
 
 ただ、必須問題については、「薬剤師としてふさわしい最低限の知識と技能を有しているかを確認する問題」であることから、総合成績より高い70%を合否水準として設定することに加え、構成する領域ごとの得点が、全て50%以上とすることが適当とした。 
 


(薬事日報 2008年7月2日)


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