
08.06.16
【薬剤師関連ニュース】インド製薬最大手ランバクシーを買収−複眼経営で 世界56カ国に橋頭堡 第一三共 (薬事日報 2008年6月16日)
第一三共は11日、インド最大の製薬企業で、世界的に後発医薬品事業等を展開するランバクシー・ラボラトリーズの株式の過半数以上をTOB(株式の公開買付)で取得すると発表した。これにより、同社は後発医薬品市場にも本格参入すると共に、経済成長が著しいBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)を中心とする新興国に橋頭堡を築くことになる。同社は、グローバル規模で新たな成長機会を確保。新薬だけでなく、後発品を含めたいわゆる“複眼経営”で、世界の患者ニーズに応えられる製薬企業を目指す。 第一三共の海外拠点としては、日米欧にネットワークを構築しているが、経済成長が著しい新興国の医薬品市場は二桁成長が続いていることから、これら新興国市場に進出し、新たな成長機会を取り込むことが必要と判断した。 第一三共は、ランバクシー社を傘下に収めることで、営業拠点が21カ国から56カ国にまで拡大する。これを生かし、売上高の増大と今後の成長機会の確保を図りたい考え。ランバクシー社が第一三共グループに加わることで、同社は▽先進国市場と新興国市場▽イノベーティブとロングセラー――の双方を視野に入れた「複眼経営」により、成長拡大を目指す。 なお、買収総額は3600億円から5000億円程度になる見通し。同社の連結売上高は、ランバクシーの売上高約1800億円(2007年12月期)が加わることで1兆円を超え、日本では武田薬品に次ぐ第2位の規模となる。 一方、厚生労働省医政局の武田俊彦経済課長は、この発表に関し、「驚いた」と話した上で、「新薬開発メーカーとしては海外展開を強化しなければならず、激しくなる国際競争の中で、好ましい方向と考えている」などと語った。
(薬事日報 2008年6月16日)
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