
08.04.02
【薬剤師関連ニュース】出題を2分野へ集約−6月には最終取りまとめ 薬剤師国家試験出題制度検討会 (薬事日報 2008年4月2日)
「薬剤師国家試験出題制度検討会」は3月31日の会合で、厚生労働省が昨年12月の前回会合の意見を踏まえ再提出した薬学教育6年制に伴う新しい薬剤師国家試験のあり方に関する方向性(たたき台)について意見交換した。今回のたたき台では、出題分野は前回3分野だったのを、基礎知識を問う「必須問題」、臨床に係る実践的な能力を問う「一般問題」の2分野に変更、「一般問題」を「薬学実践問題」と「薬学理論問題」で構成するというもの。さらに、現行240問の問題数を345問と、大幅に増やすほか、正答だけを問う出題形式を変え、現場などでの対応が適切・不適切かを選ぶ問題を加えることも盛り込まれている。検討会では、6月には最終報告を取りまとめる方向で議論を進めていく。 現行の国家試験の出題分野は、[1]基礎薬学[2]医療薬学[3]衛生薬学[4]薬事関連法規および薬事関係制度――で構成されている。 前回のたたき台では、[1]必須問題(90問)[2]一般問題(90問)[3]実践問題(150問)――の3分野330問にすることが提案されたが、委員の意見を踏まえ今回は、「必須問題」(90問)、「一般問題」(255問)の2分野(全345問)とすることを提案、また「一般問題」の内訳を▽薬学理論問題(105問)▽薬学実践問題(150問)――とする方向を示した。
「薬学実践問題」に関しては、実務に関する出題に加え、他の出題範囲とを複合させ問題を作成し、より実践に即した資質を問うようにする。
国試問題数に関する委員間の意見交換では、医師や歯科医師、獣医師などの出題数を考慮すると、「少なくとも300問以上は必要」との意見があり、増やす方向に異論はなかった。ただ「実践問題が多く、学生には厳しい。2日間の試験日程で収まるのか」など危惧する意見があった。 この点に関したたき台は、「受験者の負担等も考慮すれば、現行2日間の日程が維持されることが適当」とし、問題数や試験時間、試験問題全体に占める各分野の割合などは、今後の検討課題としている。
また今回のたたき台では、薬剤師に求められる技能や態度を確認するため、導入が検されていた実技試験は、筆記試験で行うことが適当としている。
さらに、より実践に即した知識、技能、態度を確認するため、出題形式を変え、「実践の場で考え得る対応に係る選択肢の中から最も適切なものを選択する問題、明らかに誤りである対応、重要性が低い対応に係る選択肢を選ぶ問題を出題することも必要」とする方向を示した。
(薬事日報 2008年4月2日)
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