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- 2010.08.30
【薬剤師関連ニュース】◆厚労白書、“組織改革”色濃い10年版‐参加型社会保障の方向性示す◆厚生労働省◆(薬事日報 2010年8月30日)
厚生労働省は27日、「厚生労働省改革元年」と題する2010年版白書を閣議に報告した。冒頭、年金記録問題や薬害肝炎を挙げて「国民の皆様からの信頼を失墜させる問題により、担い手たる厚労省が自らその基盤を崩してしまったことは誠に申し訳なく、率直にお詫びを申し上げます」と謝罪。中心話題の第1部では、組織問題の総括と信頼回復に向けた内部改革の取り組みを整理し、社会保障の概念を転換するという将来展望は、第2部の年次行政報告の一部にとどめた。
長妻厚労相の、「役所文化を変える」との想いを前面に押し出した今年の白書は、年金記録問題をはじめとする、旧社会保険庁の不祥事の原因を、▽組織のガバナンス欠如▽職員の使命感・責任感の欠如▽「国民目線」から外れた役所文化――の三つに集約している。
また、薬害肝炎については、「二度と薬害を起こさない、不幸にも薬害が起きたとしても、患者・被害者、製薬企業を含め、全ての利害関係者が信頼感を失うことなく問題解決に当たるという固い決意」を強調。医薬品医療機器総合機構、地方自治体、製薬企業、医師、薬剤師、歯科医師らと共に、再発防止に取り組む姿勢を示している。
内部改革には、大臣直属の人事評価検討プロジェクトチーム設置や省・局の組織目標の策定といった人事制度改革、省内事業仕分けなどを通じた経費削減・無駄排除、高齢者医療制度見直しやアフターサービス推進室(仮称)設置による制度改善・政策評価などを挙げている。
第2部では、新型インフルエンザをはじめとする国家危機管理への対応を報告した上で、社会保障の役割を再定義し、参加型社会保障を目指す方向性を提示している。
従来の消費型・保護型では、「医師不足や医療機関のネットワーク不足により、救急医療などの地域医療の維持が困難な地域がある」のが、今後は「救急医療を中心に医療機関の役割分担と連携により、早期に社会復帰、家庭復帰することが可能になる」という。
(薬事日報 2010年8月30日) 薬事日報












